Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

はじめまして

初めてブログを書いてみようと思います
日記もまともに書いたことが無いのでどうなるかわかりませんが
取り敢えず始めてみます。

何から書こうかといろいろ悩みますが、とりあえず自分の趣味であるところの映画、音楽、本などを中心に思いつくまま書いていこうと思います。

今日は音楽(私の場合は洋楽、特にロックが中心になりますが)に興味を持ったいきさつなど書いてみましょう。
私が本格的に洋楽にのめり込んだのは高校2年生のころだったと思います。それまでもラジオや洋楽好きの従兄たちから聴かされていました。また当時丁度映画にも本格的に興味を持ち始めていて(このあたりのことはまた別稿で書きます)、そのころ流行っていたアメリカン・ニューシネマの作品で『イージーライダー』や『明日に向かって撃て』などの映画のなかで盛んにロックやポップスが流れていて、それらを聴くうちに自然に洋楽好きになっていったのですが、当時は小遣いも少なく、ましてやアルバイトなど高校生が簡単にできるような時代ではなかったので映画の代金を工面するだけで精一杯でレコードなどとても買えるような状況ではありませんでした。そうこうしている頃に『真夜中のカーボーイ』というジョン・ボイドとダスティン・ホフマン主演のやはりアメリカン・ニューシネマの映画があって、それを観に行って、もちろん映画の内容もよかったのですが、その映画の中で主題歌として流れていた『うわさの男』(原題は゛Everybody's Talkin'")という曲の曲調と歌声にいたく魅入られ、その曲名と唄っている人の名前を調べて思い切ってシングル盤を買いました。しかし当時我が家には親戚からもらったポータブルのレコードプレーヤー(78回転付き)と呼ばれる代物しかなく(加山雄三などを聴いていた)、ステレオがなかったのです。どうしてもステレオで聴きたくて父親になんとかおねだりしてモジュラーステレオといういわばミニステレオみたいなものを買ってもらい生まれて初めて自分の家でステレオを聴きました。プレーヤーで聴く『うわさの男』とは全く別物でした。すると今度はシングル盤では物足りなくなってきそのアーティスト・Harry NilssonのLPレコードが欲しくなってきたのです。しかし当時LPレコードは2000円位したのでそれを買うとなると今度は映画が(当時ロードショウ館で1000円程だったような)観られなくなるし、これは困ったぞとなって、なんとか打開策を考えなければならなくなりました。そこで思いついたのが当時小遣いとは別に毎日昼食代をもらっていたので、これを半分位節約することを思いつきました。この素晴らしいアイデアと瘦せる思いの涙ぐましい努力?の結果ついにHarry Nilssonの3rdアルバム『Harry』を購入することができたのです。これが私の記念すべきLPレコード第1号となりました。以後この方法で高校生活での映画とレコードの鑑賞を両立させたのでした。それが現在のレコード約1500枚、CD約2500枚位というコレクションのスタートになったのです。このレコードを買った時の感動は今でも忘れることができません。

 

 

レコードは予想どうり素晴らしい内容でした。彼は「七色の声を持つヴォーカリスト」「5人目のビートルズ」などとも言われ、BeatlesのカバーやRandy Newman,Jerry Jeff Walkerなどもこのレコードで知りました。特に『孤独のニューヨーク』という曲があって、本来はこの曲が『真夜中のカウボーイ』に使われれる予定だったようですが没になたようです。映画の内容にピッタリの素晴らしい曲です。彼のアルバムは他にも『空中バレー』ランディー・ニューマンを歌う』『ニルソン・シュミルソン『プシー・キャッツ』など多くの秀作を残しましたが、アルコールと薬により52歳の若さで亡くなりました。『ウィズアウト・ユー』は全米1位の大ヒット曲となりました。グラミー賞2回受賞。

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長々と書きましたが我が人生初めてのLPレコードということで当時の様子を思い出し、懐かしんでみました。

これからも思い出のアルバムを取り上げながら書いてみたいと思います。