お気に入りのブルースロックのミュージシャンを思いつくまま取り上げてみようと思います。
ブルースロックといっても別に決まった定義があるわけではありませんし、明確なジャンルとして存在しているわけでもありません(パンクやヘヴィメタルやプログレッシブのように)。Wikipediaによると「白人がブルースをロック的なスタイルで表現したもの」とあります。ちょっとそっけないですが簡単に言うとするとそうなりますか。
もともとはイギリスでアレクシス・コーナーやジョン・メイオールなどがブルースを演奏し、それに影響を受けた連中がよりハードに進化させていったのがブルースロックと言われるものでしょうか。当時日本ではそれまでのチャック・ベリーやエルヴィス・プレスリーのロックンロールや彼らに影響を受けた初期のビートルズやローリング・ストーンズ、キンクスなどとは区別してニューロックとかアートロックなどと呼ぶ、ブルースやクラシックを基調としたジャンルのようなものを作り上げました。その内、ブルースを基調としたものをなんとなくブルースロックと呼ぶようになったようです。
アメリカの場合は元々カントリーやブルースが根付いていましたのでロックの中にカントリーやブルースを取り込むのは自然だったのでしょう。
ということでわけのわからない定義づけはこの位にして、お気に入りのブルースロックのミュージシャンを紹介します。
John Mayal & The Bluesbreakers
ブルースブレーカーズにはたくさんの有名なミュージシャンが在籍しました。思いつくだけでエリック・クラプトン、ジャック・ブルース、キーフ、ハートレイ、ハーヴィ・マンデル、ローリング・ストーンズのミック・テイラー、フリートウッド・マックのピーター・グリーン、ジョン・マクヴィー、ミック・フリートウッド、などそうそうたるメンバーです。(彼らもその内取り上げます)
アルバムはというとやはりクラプトンとの
『Bluesbreakers With Eric Clapton』 です。
この中の1曲目の「All Your Love」を聴いただけでぶっ飛びました。オーティス・ラッシュの名曲ですが、初めてこのLPで聴いてそれ以来、クラプトンとブルースのファンになりました。思い出深い1枚です。
The Paul Butterfield Blues Band
このグループにもリーダーのバターフィールドのほかに有名人がいます。マイク・ブルームフィールド、エルヴィン・ビショップ、マーク・ナフタリンなどです。(彼らもその内取り上げます)
好きなアルバムは何といっても
『EAST-WEST』です。
この中の「I Got a Mind to Give Up Living(絶望の人生)」は絶品です。ブルームフィールドのギターが泣かせます。日本でもゴールデン・カップスが取り上げていました。
友人のT.T君が学生時代にロックバンドを組んでいて、早稲田の学園祭でこの曲を演奏しました。これまた懐かしい。
Cream
ご存じ、クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーのスーパートリオ。
クラプトンがヤードバーズ、ブルースブレイカーズを経てたどり着いた場所。当時NHKのテレビでクリームの映像を流していたと記憶しています。
アルバム数は少なくてみんな好きですがその中でも、スタジオとライブの2枚組
『Wheels Of Fire(クリームの素晴らしき世界)』
やっぱり「White Room」、いいですね。
今日のところはこの辺にしておきます。続きはまた次の機会に。