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ブルースロックの後継者たち 80年代以降 ④ ジョー・ボナマッサ(Joe Bonamassa)

「ブルースロックの後継者たち」の第4弾としてジョー・ボナマッサを取り上げます。

ボナマッサは4歳の時にスティーヴィー・レイ・ヴォーンを聴いてその虜になったといいますから驚きです。8歳の時にはB.B Kingに出会い、12歳の時には一緒にプレイしたといいますから、ますます驚きです。

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その後ボナマッサはウェイン・クリーガー(ジム・クリーガー(ドアーズ)の息子)、エリン・デイヴィス(マイルス・デイヴィスの息子)、ベリー・オークリー・ジュニア(ベリー・オークリー(オールマン・ブラザース)の息子)とバンドを組み、レコードも出しましたがすぐに解散してしまいました。

その後22歳の時にEpicと契約し、2000年になって23歳の時にトム・ダウドのプロデュースでファースト・ソロアルバム『A New Day Yesterday』をリリースします。

このアルバムのタイトルはジェスロ・タルの曲名からきています。アルバムの中でも演奏しています。このアルバムを出す前にボナマッサはジェスロ・タルのコンサートに出演しています。そういう関係から取り上げたのだと思います。また、このアルバムではロリー・ギャラガーの「クレイドル・ロック」やフリーの「ウォーク・イン・マイ・シャドウ」それにアル・クーパー、ウォーレン・ハインズまでカバーしています。

ゲストでグレッグ・オールマンリック・デリンジャー、レスリー・ウェスト(マウンテン)など錚々たるメンバーです。

曲やメンバー、プロデューサーからも想像できるようにブルースよりもロック寄りのブルースロックに仕上がっています。

2002年にはセカンド・アルバム『So,It's Like That』をリリースします。

このアルバムでは、メンバーがエリック・ザー(Eric Czar,b)、ケニー・クラーム(Kenny Kramme,ds)そしてプロデュースもクリフ・マグネスに代えました。プレスリー・ナンバーなどを入れ、一段とロック色が強くなりました。

続いてライヴを挟み2003年に『Blues Deluxe』を発表します。

ここではしっかりとブルースナンバーをカバーしています。B.B King、John Lee Hooker、Buddy Guy、Elmore James、T-Bone Walker、Freddie King、Albert Collins、Robert Johnson と大御所のブルースマンの曲が並びます。そしてジェフ・ベックのタイトル曲もあります。やっぱりいいですねえ。

2004年には『Had To Cry Today』をリリース。

再びロック寄りのアルバムに戻ります。それでもロウエル・フルソンのカバーもあります。タイトル曲はスティーヴ・ウィンウッドの曲です。なぜか彼は他人の曲をタイトルにすることが多いです。ここではメンバーを変更して、マーク・エプスタイン(b)、ボギー・ボウルズ(ds)としています。

2006年には『You & Me』が発表されます。

ここでは再びブルース寄りになっています。チャーリー・パットン、ソニー・ボーイ・ウィリアムソン、それに何といってもツェッペリンのカバーが凄いです。「Tea For One」です。ここではジョン・ボーナムの息子・ジジェイソンがドラムを叩いています。

続いて2007年、『Sloe Gin』です。

このアルバムはちょっとアコースティックな曲が多くなりました。バッド・カンパニ―やブルース・ブレイカーズもカバーしています。この前のアルバムからベースがカルミネ・ロハスに代わり、リック・メリックがキーボードとして加わりました。

ライブを1枚挟み、2009年に『The Ballad For John Henry』をリリースします。

これはブリティッシュ・ロックですね。でもいいです。ひょっとすると私はこれが1番好きかもしれません。トム・ウェイツ、トニー・ジョー・ホワイトをカバーしています。

またライブを挟み2010年に『Black Rock』をリリース。

いよいよB.B Kingをゲストに迎えてのブルース・ロックアルバム登場です。ジェフ・ベックレナード・コーエン、オーティス・ラッシュ、ブラインド・ボーイ・フラーなど多様なアーティストをカバーしています。良質なブルース・ロックです。

翌年『Dust Bowl』をリリースします。

何とも嬉しいのはフリーの「ハートブレイカー」をカバーしていることですね。たまりません。こうして、これまでのアルバムを見てみるとボナマッサはブリティッシュ・ロックに強く惹かれているんだなということがよくわかります。ブルースロックはやはりイギリスが本場ですね。

2012年に『Driving Towards The Daylight』をリリースします。

これはまたまたブルース色の強いアルバムになっています。オリジナルは4曲で後はブルースのカバーを混ぜながらブルージーな曲が揃い、特にトム・ウェイツのカバーは圧巻です

 

この後も彼は活動を続けていますが、残念ながら今のところこれ以降のアルバムは購入できていません。CD漁りをして早く見つけたいと思っています。

 このころ、ボナマッサはべス・ハートとのサイド・プロジェクトとブラック・カントリー・コミューニオンというバンドと並行して活動しています。ブラック・カントリーについては以前若干記事を書いていますのでご参考までに。

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 中途半端な記事になってしまいましたが、ジョー・ボナマッサがこれからのブルースロックの牽引者であることは間違いないでしょう。

 

では、今日はこの辺で。