例によって、レコード・CD棚を漁っていると見つけました。『ブルース・カンパニ―』です。これらを買ったのは確か2000年頃だったと思います。
当時、ブルース・カンパニ―は日本ではほとんど無名で、入手困難でした。たぶん Amozonで購入したのだと思います。
なぜそんなバンドに興味を持ったかというと、『Blues,Ballads & Assorted Love』というアルバムにスタン・ウェブ(Stan Web,(Chicken Shack))がゲスト出演しているという情報を雑誌か何かで読んで、「これは買わねばならん」となって、購入したのだと思います。
ブルース・カンパニーは4人組でユーゴスラヴィア、カリブ海域、あとドイツ人2人です。メンバーはTodor'Toscho'Todorovic(g,vo)、Mike Titre(g,harp,b)、Martin Schmachtenberg(vo,ds)、Olli Gee(b.org)です。
肝心なスタン・ウェブはアルバムの中の1曲のみ、ギターで参加しているだけでした。
「な~んだ、がっかり」と思いながら聴いてみると、これが豈図らんや、実にいいんです。まさにブルース、ブルースロックです。特にスタン・ウェブが参加している3曲目の「Silent Night」、それに5曲目の「Cold Rain」、7曲目の「Crippled Mind」などのバラード、9曲目のスローマイナーブルース「I Just Can't Keep From Cryin'」など、捨て曲なしの16曲の嬉しいボリュームです。
調子に乗って次作の『Invitation To The Blues』も早速購入しました。当時手に入るのがこの2枚だけだったと思います。このアルバムも前作同様素晴らしい出来です。やや前作よりもブルースよりになっています。スローブルースが程よく織り交ぜられて心地よいです。ドン・ニックスの「Goin' Down」もカバーしています。
その後、レコード屋も散々探しましたが1枚も見つけることが出来ませんでした。そうしているうち段々と棚の奥に入り込んでしまったようです。
ブルース・カンパニーの近況を調べてみると、現在もなお活動中で、アルバムも出し続けているようです。最近でもレコード屋では見かけたこともないし、Amozonでもそれほど種類が多くありません。どうしてこうも人気が出ないのでしょうか。やはりブルースは日本では受けが悪いようです。
引き続き地道に捜し歩きます。
それでは今日はこの辺で。