Flying Skynyrdのブログ

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『ロキシー・ブルー(Roxy Blue)』 いいね!

眠れるレコード・CD発掘の旅、今回出てきたのは『ロキシー・ブルー』です。アルバムはこの1枚です。確か1枚で解散したと思います。

メンバーはトッド・ポール(Todd Poole,vo,acog)、シド・フレッチャー(Sid "Boogie"Flercher,g)、スコッティ・T(Scotty T,ds)、ジョッシュ・ワイル(Josh Weil,b)のテネシー出身の4人組です。発掘したのは、ドッケンやテスラ、ガンズを送り出したゲフィンのトム・ズータウで、マネジメントがモトリー・クルーのダグ・セイラー、プロデュースがガンズのアルバムをプロデュースしたマイク・クリンクといいますから期待の大きさが窺えます。

内容の方はというと「どうして解散したの?」と疑問に思うくらいに、いい出来です。骨太のハードロックあり、ロックンロールあり、3曲目、10曲目のドラマティックなメロディアスナンバーありと全然飽きません。ザ・フーの「Squeeze Box」もカバーしています。

この後ライブアルバムが出たようですが、その後解散したようです。詳しいことは何もわかりませんがメンバー間のトラブルなどという噂もあります。

クワイアーボーイズの記事でも少し書きましたが、1990年以降という、時代的なものが有るのかもしれません。私などは今聴いても違和感なく聴けますが、当時はグランジブームの加熱で世間的にはハードロック・ヘヴィメタルはちょっと時代遅れという受け止めをされたのかもしれません。私のように時代に関係なく昔から愚直にハードロックを聴き続けている人間にはそのようなことは無いのですが、残念です。

lynyrdburitto.hatenablog.com

ロキシー・ブルーはいかにもアメリカ的で、クワイアーよりは少しメタルティックです。


Roxy Blue Times Are Changin' HQ

このようにいいものを持ったバンドでも時代性というものには勝てない部分があるのでしょう。「生まれた、時が、悪いのか、それとも、俺が、悪いのか・・・・」ですか。

また、レコード・CD棚、掘り起こしの旅、続けます。

 

それでは今日はこの辺で。