Flying Skynyrdのブログ

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この人の、この1枚 『アル・クーパー(Al Kooper)/赤心の歌(Nacked Song)』

今日のアーティストこの1枚は、アル・クーパーにしました。アルクーパーはこれまでにも何度か名前が出てきています。

lynyrdburitto.hatenablog.com

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彼は非常に才能にあふれた人物で、1965年頃から活躍しています。ボブ・ディランのレコーディング参加、ブルース・プロジェクトへの参加、ブラッド・スウェット&ティアーズ(BS&T)の設立、レコードレーベルの設立、レナード・スキナード等のプロデュース、数々のセッション参加と数え上げたらきりがありません。その辺のことは以前書いていますので、よければご覧になってください。

 

今日はそんな中で彼のソロアルバムについて、中でも私のお気に入りの『赤心の歌』について書いてみたいと思います。

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A
1. (Be Yourself) Be Real   (Al Kooper) 自分自身でありなさい
2. As The Years Go Passing By    (Don Malone) 時の流れるごとく
3.Jolie    (Al Kooper)  ジョリー
4. Blind Baby    (Al Kooper)  盲の嬰児
5. Been And Gone   (Annette Peacock)  ビーン・アンド・ゴーン

B
1. Sam Stone   (John Prine)  サム・ストーン氏の場合には
2. Peacock Lady    (Al Kooper)  ピーコック・レディ
3. Touch The Hem Of His Garment    (Sam Cooke)  聖衣に触れて
4. Where Were You When I Needed You   (Al Levin - Irwin Levine)  君はどこへ
5. Unrequited   (Al Kooper) - 人生は不公平

 

このアルバムは1972年発表で、彼の6枚目のソロアルバムとなります。

彼はこのアルバムでプロデュースをはじめ、ヴォーカル、ギター、ピアノ、ハープシコード、フルート、オルガンなど自ら演奏し、マルチプレイヤーぶりを発揮しています。それとアタランタ・リズム・セクションのメンバーも参加しています。

 

A-1はピアノから始まり、彼の独特の低音の声で囁くように歌い始め、やがて盛り上 がっていきます。あなた自身でありなさいと、励まされているようでした・

A-2はスタンダードなブルースナンバーです。このマイナーブルースが私はなぜか気に入っています。歌は決して上手くありませんが、心に響くようです。驚いたのは、ギターも彼自身が弾いているのです。キーボードプレイヤーだとばっかり思っていましたから、あれ、ギターもうまいんだと感心しました。ギターが泣いているようです。

A-3はソウルフルなナンバー。アルの囁くようなヴォーカルから始まり次第に盛り上 がって、ゴスペル調のバックコーラスが入ってきます。おそらくこの歌が日本では一番知られているのではないでしょうか。クインシー・ジョーンズの娘に捧げた曲らしいです。

A-4は打って変わって、カントリー調のナンバーです。

A-5はゴスペルです。アネット・ピーコックの曲です。

B-1はフォークロック調のナンバー。ジョン・プラインの曲。この歌も後半盛り上がります。アルの声が違っているように聞こえます。

B-2は静かなフォーク調の曲です。ストリングスとシンセサイザー入りです。

B-3はサム・クックのカバー曲。ゴスペル調です。

B-4はこれもゴスペル調のナンバーです。浮気した女が相手に振られ戻ってくる、それでも優しく迎い入れる。というような内容。出来るかな。

B-5はピアノの弾き語り。ストリングスを大胆に取り入れています。エンディングにふさわしいナンバーでしょう。これも女が浮気する話。怒らず、「人生は不公平」とつぶやく。アルはどこまでも優しい。

 

アルは現在73歳、健在です。ボブ・ディランノーベル賞受賞に関する「NHKスペシャル」でインタビューを受けていました。元気な姿が見れました。

 


Al Kooper AS THE YEARS GO PASSING BY


Al Kooper - (Be Yourself) Be real

アル・クーパーのソロアルバムで、他に気に入っているのは『I Stand Alon』『Easy Dose It』『New York City (You're A Woman)』あたりでしょうか。

 

    

 

 それでは今日はこの辺で。