Flying Skynyrdのブログ

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アメリカン・ハードの真骨頂!『ダム・ヤンキーズ(Damn Yankees)』

1989年、また一つのスーパーグループが誕生しました。

アメリカン・ハードロック界の大ベテラン・ギタリスト、テッド・ニュージェント(Ted Nugent,g,vo)、ナイトレンジャー(Night Ranger)のジャック・ブレイズ(Jack Blades,vo,b)、スティクス(Styx)のトミー・ショウ(Tommy Shaw,vo,g)、それにマイケル・カーテロン(Michael Cartellone,ds)の4人が集まって結成されたバンドです。

彼らはワーナー・ブラザースと契約し、プロデューサーにツェッペリンやバッド・カンパニ―を手掛けたロン・ネヴィソンを迎えレコーディングを開始しました。

そして1990年、ファーストアルバム『Damn Yankees』をリリースします。

予想通りのハードロックアルバムとなりました。このメンバーを見れば、どのような音になるかは予想できましたが、まさに予想を裏切ることなく、愚直にハードロックをやっています。なかに「High Enough」という大ヒットしたバラードを挟んで、ロックンロールのオンパレード。いいですね。結局このアルバムはビルボード誌での13位まで上り詰めます。

 

約2年の間隔を置いてセカンドアルバムDon't Treadをリリースします。

前作に引き続き、ハード・ロックンロール。ジャックとトミーのハーモニーにテッドのギターが絡むワンパターン。でもそれがいいんですね。わかり切ったことをやっているというところが素晴らしい。この単純さがまさにアメリカン・ハードロックの真骨頂です。「Silence Is Broken」は珍しくドラマティック仕立てです。

 

しかし、これまた予想どうり、この2枚で解散します。3枚目の計画もあったそうですが、結局は解散します。

バンド結成の時から、テッド・ニュージェントがバンドでもつのかな、という懸念がありましたが、ああやっぱりという結果になりました。

まあ、それでも瞬間的にアメリカンハードを聴けたことで良しとしましょう。

その後、テッドはソロ活動に復帰、活躍中。

トミー・ショウはジャック・ブレイズとのデュオ、ショウ・ブレイズを結成したり、スティクスの再結成に参加したり、活動しています。

ジャック・ブレイズはナイトレンジャーの再結成に向かい、前述のショウ・ブレイズの結成、ソロアルバムも3枚ほどリリースと活躍中。

マイケル・カーテロンはレーナード・スキナードに参加中です。

ジャック・ブレイズのソロは聴いてみたいです。探してみましょう。

 


High Enough lyrics by Damn Yankees


Damn Yankees - Silence is broken (Subtitulado Español)

 

それでは今日はこの辺で。