『マスカレード』は1988年にスウェーデンで結成された4人組のバンドです。
メンバーは
トニー・ヨハンソン(Tony Yoanson,vo)
トーマス・Gソン(Tomas G:Son,g)
ヘンリック・ルンドベーリ(Henrik Lundberg,b)
マルコ・タパニ(Marco Tapani.ds)
です。
北欧はかつてはロックには無縁の地と思われていた時代がありましたが、『ヨーロッパ(Europe)』の『The Final Countdown』の大ヒットなどで一躍注目されるようになりました。その後は雨後の筍のように様々なバンドが出現しました。私も色々と手を伸ばして聴き込んだ時期がありました。
そんな中でもほとんど目立つところもなく終わってしまった?バンド、それが『マスカレード』です。
彼らのファーストアルバムは1992年にリリースされます。『Masquerade』です。
このアルバムはデビュー作にしては非常によくできたアルバムです。ハードロック、ポップロック、メロハーが上手く織り交ざったアルバムになっています。逆に言うと、先輩バンドのいいとこ取りををしているという事にもなりますが。よく引き合いに出されるのがTNTです。ポストTNTなんて言われました。TNTはノルウェーでしたが、いずれも北欧のバンドらしさが良く出ています。ヴォーカルのトニー・ヨハンソンの声が北欧感をもたらしているのでしょう。
1994年にはセカンドアルバム『Surface Of Pain』をリリースします。
このセカンドアルバムは、よりヘヴィーさが増し、ファーストとはだいぶ違った、よりダークにそしてメタルチックになっています。ファーストの延長が望まれたのか、この変化ぶりはあまり受け入れられなかったようで、日本での売り上げも芳しくなかったようです。私自身はファーストもセカンドもそれなりに気に入っているのですが。
この後、バンドはしばらくアルバムリリースはなく2001年にサードアルバム『Flux』、2005年には未発表音源集『In Disguise』がそれぞれリリースされます。
バンドは現在も活動中とのことですが、あまり情報は入ってきません。
北欧メタルには好きなバンドが揃っています。日本人に合うのでしょう。その内機会があればいくつか取り上げたいと思います。
Masquerade - Dancin' On The Edge
MASQUERADE/Give It A Shot - Wild Child
それでは今日はこの辺で。