てっきり1回で終わると思った記事でしたが、そう簡単にはいきませんでした。
ということで前回の続きを書きます。
『ライブ/デッド』グレイトフル・デッド 2枚組
この中の3曲が1969年のフィルモア・ウエストでの録音。名曲「Death Don't Have No Mercy」はフィルモア・ウエストの録音です。
『ヒストリー・オブ・グレイトフル・デッド』
1970年、フィルモア・イーストでの録音。発売は1973年でした。これもCDではボーナストラックが4曲追加されて発売されました。
グレイトフル・デッドはCD時代になって続々と未発表音源が発売されました。その中にフィルモアでの録音も結構な数ありました。
『Live at the Fillmore East 2-11-69』2枚組
『Ladies And Gentlemen...The Grateful Dead: Fillmore East, New York City, April 1971』4枚組
『Fillmore West 1969』3枚組
『Dick's Picks, Vol. 4: Fillmore East 』3枚組
1970年、フィルモア・ウエストでの録音。このDick's Picksシリーズは「36」ぐらいまで行ってると思います。
『Road Trips, Vol. 3 No. 3: 5/15/70 Fillmore East, New York, NY』3枚組
このシリーズは何枚になったか、もうわかりません。
また最近『FILLMORE WEST CLOSING』5枚組が発売された模様です。ついていけません。
途中まで購入していましたがやめました。
『フィルモアのジェファーソン・エアプレイン(Bless Its Pointed Little Head)』ジェファーソン・エアプレイン
1969年、フィルモア・イーストとウエストでの録音。これも後にボーナストラック付きCDが発売されました。
またCD時代になって1998年に『Live at the Fillmore East』がリリースされました。1969年の録音。
2007年には『Sweeping Up the Spotlight Live at Fillmore East 69』が発売されました。
2010年には『 Live at the Fillmore Auditorium 11/25/66 & 11/27/66: We Have Ignition 』が発売されました。フィルモア・オーディトリアム時代の録音です。
『Live at the Fillmore Auditorium 10/15/66: Late Show: Signe's Farewell』
2011年の発売です。
注意したいのはジェファーソンに限らず、同じ音源がタイトルを変えて発売されることが多いことです。私も何度か同じものを購入してしまったことがあります。
『ハッピー・トレイルズ(Happy Trails)』クイックシルバー・メッセンジャー・サーヴィス
1969年、フィルモア・ウエストとイーストでの録音。まだディノ・バレンティが不在の頃のアルバムです。
クイックシルバーもCD時代になってライブ音源が数多く発売されました。フィルモアでの録音も多く残されています。
『Live at the Fillmore 2/6/1967 』2008年発売
1967年、オーディトリアム時代の録音
『Live at the Filmore Auditorium, San Francisco, 4th February 1967』2枚組 2008年発売
同じくオーディトリアムでの録音
『Live at the Fillmore June 7 1968』2枚組 2013年発売
『Live at the Fillmore West, 3 July 1971』2枚組 2014年発売
『Fillmore Auditorium: November 5, 1966』2014年発売
『Fillmore Auditorium, February 5, 1967』2枚組 2015年発売
クイックシルバーは欠かさず買っているつもりですが、見逃しもあるかもしれません。なにしろCD時代になってからの未発表音源の発売の数は相当なものです。概ね60年代後半のものが多いです。フィルモア以外のものも相当あります。しかし中には先ほど書いたように表紙替えをしただけのもあり、地団駄を踏んだこともあります。それと全体的に音が良くありません。余程コアなファン以外はお勧めできません。
『永遠のフィルモア・ウェスト(Live at Bill Grahams Fillmore West 1969)』マイケル・ブルームフィールド、ニック・グレイヴナイツ
1969年、フィルモア・ウエストでの録音。マーク・ナフタリン、タジ・マハールも参加。
この他、レコード時代には発売されませんでしたが、CD時代になって発売されたものも数多くあります。
『Live At The Fillmore East』テン・イヤーズ・アフター
1970年の録音。2枚組。2001年発売
『Live At The Fillmore East』ニール・ヤング
1970年の録音。2006年の発売。
『Authorized Bootleg: Fillmore East, N.Y., N.Y. Late Show, Nov. 7, 1970』フライング・バッリト・ブラザース
2011年の発売。グラム・パーソンズは勿論いません。
『Live at the Fillmore West, June 30th, 1971』ボズ・スキャッグス 2枚組
2014年発売。この時代のボズはカッコいい。
『Live at the Fillmore West: 3rd July 1971』ホット・ツナ 2枚組
2014年発売。
『Live At The Fillmore - February 1969』ザ・バーズ
『Live at the Fillmore '68』イッツ・ア・ビューティフル・デイ CD+DVD
2013年発売。
『Live at the Fillmore '68』サンタナ 2枚組
1997年発売
もうキリが無いので止めます。
最後にフィルモアの最後の1週間の模様を映画化したサントラ盤『フィルモア最后のコンサート』でさようならです。
『Fillmore:The Last Day』various artist
出演アーティスト
ニュー・ライダース・パープル・セイジ
イッツ・ア・ビューティフル・デイ
エルビン・ビショップ
ホット・ツナ
マロ
ローワン・ブラザース
コールド・ブラッド
ストーン・グラウンド
サンズ・オブ・チャンプリン
ラム
サイケデリックなポスターが人気を呼びました。
ライトショーの風景
ステージ風景
とにかくこの映画を初めて観た時には感激は今でも忘れません。レコードで聴いたり名前だけは知っていたりしたアーティストの動く姿を観られたという事が感動でした。サンズ・オブ・チャンプリンやストーン・グラウンドなどはこの映画で知りました。今のように簡単に映像が観れる時代じゃありません。テレビでもこの辺のアーティストはまず映しません。確か今はなき高田馬場のパール座だったと思います。何度も映画館に足を運んだ記憶があります。懐かしいことこの上ありません。
この『Fillmore:The Last Days』はアメリカでDVD化されましたが何故かボズ・スキャッグスがカットされています。ご注意ください。
長々となりました。CD時代になって昔の未発表音源が出てくるのは嬉しいのですが、その数の多さに一方では辟易しています。一時は憑りつかれたように追いかけていましたが、さすがに一部を除いて止めました。
それでもこの時代のロックが先鋭的芸術として一番輝いていた時代ではないかと、今でも私は思っています。
結局フィルモアだけで三つの記事になってしまいました。最後はバテバテでただのアルバム紹介になってしまいました。当初の目論見から大きくズレていってしまいました。本当に書きたかったことが少しも書けていないような気がしてなりません。これも筆の力量の無さですから致し方ありません。
The Grateful Dead - Johnny B Goode - 07-02-1971 - Fillmore West - San Francisco, Ca
Jefferson Airplane - Somebody To Love Live at Fillmore East, November 1969
Quicksilver Messenger Service - Fresh Air (Live At The Fillmore East)
BOZ SCAGGS Rare Live.. Make my light shine 1971
なかなかいい映像がありません。何十年も前のことですからしょうがないですね。以前は『フィルモア最后のコンサート』をアーティストごとに見られたのですが、今は見られません。不思議です。
それでは今日はこの辺で。