Flying Skynyrdのブログ

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この人の、この1枚 『ザ・カルト(The Cult)/セレモニー(Ceremony)』

この1枚と言っても、このバンドのアルバムは2枚しか持っていません。私の場合、通常はレコードなりCDを買って気に入ったら、そのアーティストのアルバムを遡って聴いていくのですが、このイギリス出身の『ザ・カルト(The Cult)』に限っては最初に買ったアルバムが『Sonic Temple』で、ひどく気に入り次に買ったのが次作のこの『Ceremony』でした。

なぜファーストから聴かなかったかというと、デビュー当初の宣伝イメージ(ポスト・パンクみたいな)が自分の好みの音楽ではないと思ったのが大きく、取り立てて気にもしませんでしたが、『Sonic Temple』でハードロックに大きく舵を取ったとかいうような記事を読んで、それなら買ってみようかということで中古盤を見つけて購入した次第です。

そしたら大層気に入り、続く『Ceremony』も続けて購入したというわけです。その後しばらくアルバムが出ないうちに忘れてしまって、次作が出たあとしばらくしてから、中古盤などを探しましたが見つからず、3作目の『Electric』もちょっと聴いてみたいと思い併せて探していましたが見つかりませんでした。

ということで現在手元にあるのがこの2枚のみということです。今回取り上げるのにどちらにしようか迷いましたが『Sonic Temple』は多くの人が名盤だと言って取り上げていますので、ひねくれものの私としては『Ceremony』を取り上げることにしたのでした。

前置きが長くなりましたが、この『Ceremony』は彼らの5枚目のアルバムです。1991年の作品です。

 

01.Ceremony

02.Wild Hearted Son

03.Earth Mofo

04.White

05.If

06.Full Tilt

07.Heart of Sou

08.Bangkok Rain

09.Indian

10.Sweet Salvation

11.Wonderland

 

カルトの不動のメンバーは

イアン・アストベリー(Ian Astbury,vo)

ビリー・ダフィー(Billy Duffy,g)

のみで、前作後ジェイミー・スチュワートが抜け

このアルバムでは

チャーリー・ドレイトン(Charley Drayton,b)

ミッキー・カリー(Mickey Curry,ds)

ベンモント・テンチ(Benmont Tench,key)

などがセッションミュージシャンとして参加しています。ベンモントはトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズにもいました。

プロデュースは前作のボブ・ロックからリッチー・ズィト(Richie Zito)に代わっています。

 

このアルバムは前作に引き続き、ハードロックゴリ押しです。この当時,、グランジオルタナの真っ最中にこのようにヘヴィーなハードロックは珍しかったのではないでしょうか。

前作とやや違うのは、アコースティックな曲などがちりばめられていることでしょうか。特に05などは美しいメロディーのパワー・バラードです。70年代にタイムスリップしたような錯覚に捕らわれます。

前作が全英4位と大健闘しましたが、この作品も9位、ビルボードでも25位と大健闘でした。

 

この後、1994年に6枚目のアルバム『The Cult』をリリースし、翌年解散します。1999年には再結成し、2002年に再び解散、その後も活動・休止を繰り返し現在に至っているようです。

その後のカルトがどのような音楽をやっているのか興味があるのですが、中古盤がなかなか見つかりません。特にこの2枚を安価で見つけたいのですが、ありませんね。

 

 

 

 

 


The Cult- IF


The Cult - Ceremony


The Cult Sweet Salvation


THE CULT - Indian

 

それでは今日はこの辺で。