Flying Skynyrdのブログ

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ウェスト・アーキンと『ジ・アウトペイシェンス(The Outpatience)/Anxious Disease』

CD棚整理、第9弾は『ジ・アウトペイシェンス(The Outpatience)/Anxious Disease』です。

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses(GN'R))のコンポーザーとして知られるウェスト・アーキン(West Arkeen)が1996年に独自のバンドとして結成したのがジ・アウトペイシェンス(The Outpatience)です。

 

ウェスト・アーキンは1963年にフランスはパリで生まれました。14歳でギターを始め、21歳の時に音楽で身を立てようとロサンゼルスにやってきます。

そして、GN'Rのメンバーたちと知り合うことになります。まず知り合ったのがダフ・マッケイガン(Duff McKagan)で、彼はウェストのアパートの隣に住み始めました。そしてアクセル・ローズ(W.Axl Rose)がウェストの部屋に転がり込みました。そこにイジ―・ストラドリン(Izzy Stradlin)が頻繁に出入りするようになり、彼らは一緒にジャムったり曲を作るようになりました。

その後のGN'Rの活躍はご存じのとおりです。その中でウェストは「イッツ・ソー・イージー」や「バッド・オブセッション」、「ザ・ガーデン」などの曲を共作しました。

 

そのウェスト・アーキンがダフ・マッケイガンに「曲を書くばかりではなく、自分でやってみたら」と勧められ、ウェストもソングライターで終わりたくないとの思いから、自分のバンドを結成することを決断します。そしてメンバーを集め結成したのが『ジ・アウトペイシェンス』です。こうして酒と薬の生活から抜け出します。

 

そして1996年にデビューアルバム『Anxious Disease』をリリースします。

01.Inbred

02.Wound Up In Vega

03.Dragon In The Flames

04.Cold Duck

05.Heart Again

06.Anxious Disease

07.Walk On By

08.Smokin' Dope And Sippin' Tea

09.L-O-V-E

10.Black Eye

11.All The World Is Asleep

12.Purchase My Freedom

13.I.F.H

 

メンバーは

ウェスト・アーキン(West Arkeen,g,backing vo)

マイク・ショットン(Mike Shotton,vo)

ジェイムズ・ハンティング(Jamie Hunting,b,backing vo)

グレッグ・バックウォルター(Gregg Buchwalter,key)

ジョーイ・ハンティング(Joy Hunting,g)

エイブ・ラボリアル(Abe Laboriel,ds)

です。

 

プロデュースはノエル・ゴールデン(Noel Golden)ウェスト・アーキンです。

 

ゲストプレイヤーに

ダフ・マッケイガン(Duff McKagan,b)

アクセル・ローズ(W.Axl Rose,vo)

スラッシュ(Slash,g)

イジ―・ストラドリン(Izzy Stradlin,g)

スティーヴ・スティーヴンス(Steve Stevens,g)

が参加。豪華な面子が揃いました。

すでにGN'Rを辞めていたイジ―が参加し、曲もウェストと共作が1曲(02)あります。またスティーヴ・スティーヴンスのギターも聴けます(08)。スラッシュのリードはタイトル曲(06)で聴けます。

 

アルバムはパンキッシュな曲でスタートしますが。3曲目以降は静かな70年代の西海岸を思わせるゆったりとしたおおらかな曲が並びます。GN'Rと比べるのは酷ですが、全く別物と思えばこれはこれでいいのではないでしょうか。

 

アルバム発売の翌年、1997年5月30日、薬物の過剰摂取で亡くなりました。36歳でした。

このアルバムはなぜか日本で先行発売されました。ヨーロッパやアメリカでの発売は死後のことでした。

 

 

残念ながら画像がありません。

 


L-O-V-E (The Outpatience)

 

 

それでは今日はこの辺で。