Flying Skynyrdのブログ

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ワイト島フェスティバル 1970 CD編 ①

昨日、1970年のワイト島でのロックフェスティバルのレコードを紹介しましたが、1996年になって新たにCD2枚組と翌年にはDVDが発売になりました。DVDはそれ以前にも発売されていました。

 

そこで今日はそのワイト島のロックフェスティバルのCDを2回に分けて紹介したいと思います。今日はDisk 1を紹介します。

タイトルは『Message to Love: Isle of Wight Festival』です。 

Disk 1

01.All Right Now - Free

02.My Sunday Feeling - Jethro Tull

03.Suzanne - Leonard Cohen

04.Foxy Lady - Jimi Hendrix

05.Voodoo Chile (Slight Return) - Jimi Hendrix

06.a. I Can't Keep From Crying,Sometimes - Ten Yeas After

     b. Extension On One Chord - Ten Yeas After

07.Me And Bobby Mcgee - Kris Kristofferson

08.Big Yellow Taxi - Joni Mitchell

09.Woodstock - Joni Mitchell

10.a. Blue Rondo A La Turk - E.L.P.

     b. Pictures At An Exhibition - E.L.P.

     c. Drum Solo - E.L.P.

11.When The Music's Over - The Doors

 

01はポール・ロジャース、ポール・コゾフ、アンディ・フレイザー、サイモン・カークの4人による(1970年当時)ブリティッシュ・ロックの雄、フリーです。 この年の初めに3枚目のアルバム『Fire And Water』の中の「All Right Now」のヒットでブレイクしました。ブルースロックからハード・ヘヴィロックへと変わりつつありました。ここでの演奏もヘヴィです。後にこの時の模様が単独でDVDで発売されます。

 

02はイアン・アンダーソン率いるジェスロ・タルです。この曲はファーストアルバムの『This Was』のオープニングを飾る曲です。イアン・アンダーソンのフルートとヴォーカルはロック界に新風を巻き起こしました。ギターはミック・アブラハムが辞めてマーティン・バレに代わっています。ジェスロ・タルの演奏も後に単独でCD/DVD化されます。とにかくイアン・アンダーソンがカッコよすぎます。

 

03はレナード・コーエンです。彼はカナダのシンガー・ソングライターです。詩人でもあり、多くのミュージシャンに影響を与えた大きな存在でした。この曲は1967年のデビューアルバム『Songs Of Leonard Cohen』のオープニング曲で、ジュディ・コリンズがカバーしてヒットしました。彼が歌い始めると、歌詞を聴こうと場内がシーンとなります。彼の演奏も単独でCD/DVD化されます。

 

04、05はジミ・ヘンドリックスです。超有名曲が2曲並びます。モンタレー・ポップ・フェスティバル以降、ウッドストックやこのワイト島でも欠かすことのできない存在になりました。後に単独でCD/DVD化されています。

 

06はアルヴィン・リー率いるテン・イヤーズ・アフターです。彼らもウッドストックから引き続きの出演です。曲はファーストアルバム『Ten Years After』から。アルヴィン・リーの速弾きギター・ソロが炸裂です。

 

07はクリス・クリストファーソンです。彼はアメリカのシンガー・ソングライターです。一時期リタ・クーリッジと結婚していました。映画にも数多く出演していてゴールデングローブ賞も受賞しました。この曲は彼の十八番です。多くの人にカバーされています。

 

08、09はジョニ・ミッチェルです。カナダのシンガー・ソングライターです。日本では「青春の光と影」や「サークル・ゲーム」の作者として知られています。アメリカでは絶大なる人気を誇ります。『Blue』をはじめ傑作アルバムを出し続けました。曲は1970年の3枚目のアルバム『Ladies of the Canyon』から環境問題を扱った「ビッグ・イエロー・タクシー」、それにCSN&Yもカバーした「ウッドストック」です。アコギ1本と次はピアノのみで歌っています。

 

10はエマーソン、レイク&パーマーです。イギリスのプログレッシブ・ロックバンドです。この年の8月の結成で、このステージが実質的なデビューです。キース・エマーソン(key)、グレッグ・レイク(vo,b)、カール・パーマー(ds)のトリオです。プログレッシヴ・ロック人気の高まりと共に登場し、高い人気を誇ったバンドです。ですが、私はあまり興味がありませんでした。これも後に単独でDVD化されています。

 

11はドアーズです。ジム・モリソンはこの約半年後に亡くなります。曲はセカンドアルバム『Strange Days』から。この曲を初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れません。ジム・モリソンのカリスマ性は凄かった。レイ・マンザレクのオルガンも必須です。これも後に単独でCD/DVD化されています。

 

このCDは出演順などはバラバラです。DVDもまた違います。どういう理由でこのようになったのかは不明です。

また、それぞれのアーティストは後に独自にこのコンサートの模様をCDやDVDにしています。それだけ当時の演奏に自信があったのでしょう。

それに耐えうるだけの音質と画質の良さがあります。1970年の録音とは思えないほどの音質です。

 

明日はDisk 2を紹介します。

ワイト島1970?輝かしきロックの残像? [DVD]

ワイト島1970?輝かしきロックの残像? [DVD]

 


Free - All Right Now - Isle of Wight Festival '70


Jethro Tull - My Sunday Feeling (Nothing Is Easy. Live At TheIsle Of Wight 1970)


Isle of Wight Festival (1970) - Ten Years After - I Can't Keep From Crying (Live)

 

 

 


The Doors - When The Music's Over (Live At The Isle Of Wight Festival 1970)

 

 

それでは今日はこの辺で。