Flying Skynyrdのブログ

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サンフランシスコ・サウンドのすべて『All S.F. Rocks Groups』

またまた変なCDが出て来ました。『All S.F. Rocks Groups』といいます。発売は1989年だったらしいです。おまけに日本盤まで出ていました。

 

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1.Got My Mojo Working - Quicksilver Messenger Service

2.The Fool - Quicksilver Messenger Service

3.Kansas City - Jefferson Airplane

4.Miller's Blues - Steve Miller Band

5.Deat Sound Blues - Country Joe & The Fish

6.Turn On Your Love Light - Grateful Dead & Janis Joplin

 

1,2はクイックシルバーメッセンジャー・サーヴィスです。1966年のライブ音源ですが場所はサンフランシスコです。会場はフィルモア・オーディトリアムあたりでしょうか。

メンバーはおそらく

ジム・マレー(Jim Murray - vocals, harp, guitar)

ジョン・シポリナ(John Cipollina – guitar)

ゲイリー・ダンカン(Gary Duncan - guitar, vocals)

デヴィッド・フライバーグ(David Freiberg - bass, vocals)

グレッグ・エルモア(Greg Elmore – drums)

まだ、ジム・マレーが在籍していたと思います。ディノ・バレンティはまだ監獄から出てきてません。

1はマディ・ウォーターズ。2はオリジナルでファーストアルバムより。

 

3はジェファーソン・エアプレインです。1966年フィルモアでのライブ音源です。

この時のメンバーはおそらく

マーティ・バリン(Marty Balin, Vocal,Acoustic guitar)

ポール・カントナー(Paul Kantner, Vocal,Guitar)

ヨーマ・カウコネン(Jorma Kaukonen,Guitar,Vocal)

ジャック・キャサディ(Jack Casady, Bass)

スペンサー・ドライデン(Spencer Dryden,Drums)

グレイス・スリック(Grace Slick,Vocal)

グレイス・スリックが加入していたかどうかは不明。多分いたと思います。

曲はヨーマ・コウコネンがヴォーカルを執ったブルースナンバー

 

4はスティーヴ・ミラー・バンドです。1967年のアヴァロン・ボール・ルームでのライブ音源です。

この時のメンバー

ティーヴ・ミラー(Steve Miller,Vocal,Guitar)

ロニー・ターナー(Lonnie Turner,Bass)

ティム・デイヴィス(Tim Davis,Drums)

ジム・ピーターマン(Jim Peterman,Keybord)

ボズ・スキャッグス(Boz Scaggs,Vocal,Guitar)

ただし、ボズ・スキャッグスについては加入前かもしれません。

曲はモビー・グレイプの『Wow』に収録の「ミラーズ・ブルース」です。これは珍しい。

 

5はカントリー・ジョー&ザ・フィッシュです。1968年のフィルモアでのライブ音源です。

カントリー・ジョー・マクドナルド(Country Joe McDonald,Vocal,Guitar)

バリー・メルトン(Barry Melton,Guitar,Vocal)

デヴィッド・コーエン(David Cohen,Guitar,Organ)

ブルース・バーソール(Bruce Barthol,Bass,Harp)

ゲイリー”チキン”ハーシュ(Chicken Hirsh,Drums)

です。

曲はファーストアルバム『Electric Music for the Mind and Body』より。ブルースです。

 

6はグレイトフル・デッドジャニス・ジョプリンのジョイントです。1969年6月のカルーセル・ボール・ルームでのライブ音源です。曲はデッドおなじみの「ターン・オン・ユア・ラブ・ライト」です。15分に及ぶ熱演です。

この時のデッドのメンバー

ジェリー・ガルシア(Jerry Garcia,Guitar,Vocal)

ボブ・ウェア(Bob Weir,Guitar,Vocal)

ロン”ピッグペン”マッカーナン(Ron "Pigpen" McKernan,Keybord,Vocal)

フィル・レッシュ(Phil Lesh,Bass,Vocal)

ビル・クラウツマン(Bill Kreutzmann,Drums)

ミッキー・ハート(Mickey Hart,Drums)

です。

 

こうして1960年代のサンフランシスコの5大バンドと言われた面々の演奏を聴くと、全グループともブルースを演奏しています。もちろんわざとそのような選曲をしたのでしょうが、当時、いかに白人のブルースが流行っていたかが分かります。

 

 それでは今日はこの辺で。