Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

この人の、この1枚 『ジョン・セバスチャン(John B.Sebastian)/ John B.Sebastian』

ラヴィン・スプーンフル(Lovin' Spoonful)については書いた記憶があったのですが、果たしてジョン・セバスチャンのことについてはどうだったか記憶が定かでなく、確認したところ書いていませんでした。失態でした。

lynyrdburitto.hatenablog.com

改めてジョン・セバスチャン(John B.Sebastian)について書いてみたいと思います。

ラヴィン・スプーンフル時代については以前の記事をご覧ください。

 

ラヴィン・スプーンフル解散後、ウッドストックのコンサートに飛び入り出演したり、ビッグ・サー・フェスティバルに参加したりしました。

そして1970年にリプリーズからファーストソロアルバム『John B.Sebastian』をリリースします。

 

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John B. Sebastian

John B. Sebastian

 

 

Side A

1.Red-Eye Express

2.She's A Lady

3.What She Thinks About

4.Magical Connection

5.You're A Big Boy Now

6.Rainbows All Over Your Blues

 

Side B

1.How Have You Been

2.Baby, Don't Ya Get Crazy

3.The Room Nobody Lives In

4.Fa-Fana-Fa

5.I Had A Dream

 

参加ミュージシャンは

スティヴン・スティルス(Stephen Stills,g)

デヴィッド・クロスビー(Devid Crosby,g)

グラハム・ナッシュ(Graham Nash,vo)

ダニー・ワイス(Danny Weiss,g)

ハーヴィー・ブルックス(Harvey Brooks,b)

ダラス・テイラー(Dallas Taylor,ds)

ポール・ハリス(Paul Harris,organ,p,key)

レイ・ネオポリタン(Ray Neopolitan,b)

バディ・エモンズ(Buddy Emmons,pedal steel)

その他ホーンセクション

プロデュースはおなじみのポール・ロスチャイルド(Paul Rothchild)です。

 

このアルバムはビルボードの20位に達し、彼のアルバムでは最高位を記録しました。

CS&Nのメンバーが参加しているのは、一時期彼らのメンバーに加わる話が持ち上がったからでしょう。結局その話は実現しませんでした。

このアルバムは、スプーンフル時代と変わらず、なごませてくれる音楽です。

A-3などは珍しくハードな伴奏で始まりますが、メロディは優しいです。ウッドストックで披露したA-6、B-5も含まれています。そういえば裏ジャケットと中ジャケットはウッドストックの時の写真です。

 

この後、1971年に『Real Live』『The Four Of Us』をリリースします。

 

 

3枚目のアルバムでもダラス・テイラー、ポール・ハリスが参加しています。彼らはこのあとスティーヴン・スティルスのマナサスに参加します。

これらのアルバムは全米でそれぞれ75位、93位と振るいませんでした。

 

1974年、ジョンは3枚目のスタジオアルバム(通算4枚目)『Tarzana Kid』で起死回生を狙います。

ここには

ローエル・ジョージ(Lowell George,g,vo)

エイモス・ギャレット(Emos Gallett,g)

デヴィッド・リンドレー(David Lindley,fidle)

デヴィッド・グリスマン(David Grisman,mandlin)

ライ・クーダー(Ry Cooder,mandlin,slide g)

バディ・エモンズ(Buddy Emmons,pedal syeel)

ラッセル・ダシエル(Russel Dashiell,g)

ケニー・アルトマン(Kenny Altman,b)

ミルト・ホランド(Milt Holland,ds)

エミルー・ハリス(Emmylou Haris,vo)

など錚々たるメンバーを揃えました。

しかし結果は芳しくありませんでした。日本では未発売という不当な扱いを受けました。

 

その後、ジョン・セバスチャンの名前はしばらく聞かなくなりました。

 

そして1976年、久しぶりに彼の名前を見つけました。アルバム名もその名の通り『Well Come Back』です。

このタイトル曲がなんと全米1位に輝いたのです。アルバムは79位どまりでしたが、彼の復活を皆喜びました。

 

その後は新しいアルバムは出していません。

ジョン・セバスチャンはハーモニカ奏者としても有名で、多くのミュージシャンのセッションに参加しています。ドアーズ、ゴードン・ライトフット、ボニー・レイットなど。

 

現在74歳、名前を聞くこともなくなりました。寂しい限りです。

 

 


john sebastian - rainbows all over your blues


John Sebastian - w/Lyrics ☮ "I Had a Dream" ☮ live recording Woodstock 1969


John Sebastian - What She Thinks About


Welcome Back - John Sebastian

 

それでは今日はこの辺で。