Flying Skynyrdのブログ

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山崎ハコ ライヴ!

昨日、久しぶりに山崎ハコちゃんのライヴに行ってきました。

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場所は亀戸文化センター・カメリアホールです。ハコちゃんにしては珍しい場所でやるな~、という感じでしたが、いかにも公共の施設という感じのホールでした。

 

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席はやや後ろめのド真ん中でした。

 

午後6時ピッタリに開演。幕が上がって右に山崎ハコちゃん、左に旦那様の安田裕美さんが座っています。

 

セットリスト

 

01.望郷

02.織江の唄

03.ヨコハマ

04.稲の花

05.未来の花

 

15分休憩

 

06.横浜ホンキートンク・ブルース

07.ざんげの値打ちもない

08.上級試験

09.ごめん・・・

10.Snow

11.BEETLE

12.縁

 

アンコール

13.横浜から

14.気分を変えて

 

1曲目はオープニングの定番、「望郷」です。サビの高音部にきて、あれっ!、何か変、声が聞こえません。声が出ていないのです。歌い終わってMCで、1月7日に体調を壊し、声が出無くなってしまったとのこと。その日にもライヴがあったのですが点滴を打って凌いだとのこと。今日もその影響が出てしまっているとのことでした。大丈夫かな~、心配です。

 

2曲目はこれも定番の「織江の唄」。安田さんのギターは相変わらず素晴らしい。大分での思い出話を披露。

 

3曲目も代表曲「ヨコハマ」。高校入学で親の都合で大分から横浜へ。ばあちゃんと離れるのが辛かったなど。かすれ声が妙にこの曲にあっていました。

 

4曲目は「稲の花」です。アルバム『なわとび』から。ハコちゃんの歌には花がいっぱい登場しますが、この曲もその一つ。大分の田舎の風景。

 

前半最後は明るい曲「未来の花」で締めくくりです。のどを治してきますと言って休憩。あっという間の45分間。

 

後半スタートは「横浜ホンキートンク・ブルース」です。この曲もライヴの定番になっています。原田芳雄直伝。松田優作も歌っています。元々はエディ潘の曲に藤竜也が詩をつけたものでした。ハコちゃんにとって原田芳雄は命の恩人ですから。

 

7曲目は「ざんげの値打ちもない」。阿久悠作詞で北原ミレイで有名な曲です。しかし、この曲に隠された4番の歌詞があったのです。それをハコちゃんが聞いて是非歌いたいということで何年か前からライヴでは歌っていました。北原ミレイもその歌詞のことは知らず、ハコちゃんに聞いて知ったようです。今ではその4番を付け加えて再度録音し直したようです。北原ミレイもハコちゃんの「白い花」などをカバーしています。

この4番の歌詞は当時、放送倫理上芳しくないという理由でレコーディング直前にカットされたようです。ですから北原ミレイもその存在は知らなかったようです。「鉄の格子の空を見て、月の姿が寂しくて」。今思えばどうして芳しくないのか分かりませんが、女性が犯罪を犯して鉄格子のなかにいるというのは当時ではあまり考えられなかったのかもしれません。

 

8曲目は「上級試験」です。これは阿久悠の詩にハコちゃんが曲をつけたものです。昨年、阿久悠の未発表の詩にハコちゃんが曲をつけたアルバムが発表されました。その中の1曲です。「ざんげの値打ちもない」を歌って以降、阿久悠の詩に魅入られたようです。

 

9曲目はアルバム『私のうた』から「ごめん・・・」です。震災後の東北を訪れた時に出来た曲です。

 

10曲目はアルバム『縁(えにし)』から「Snow」です。これぞハコちゃん節。彼女の作るメロディーはどうしてこんなに心に沁みるのでしょう。

 

11曲目は比較的最近の名曲「BEETELE」。何年か前にTBSテレビの番組のメインテーマになりました。残念ながら番組名は忘れました。素晴らしい曲です。

 

12曲目はアルバム『縁』からタイトルナンバーの「縁」です。この曲もすぐにハコちゃんの曲と分かるメロディーと詩です。

 

ここで一旦退場。アンコールの拍手・手拍子。再登場。

 

13曲目はこれも阿久悠作詞、山崎ハコ作曲の「横浜から」。アルバム『横浜から 阿久悠未発表作品集』から。珍しく立って歌いました。

 

そしてラストナンバーは予想通り「気分を変えて」です。声も限界なのか、「バイバイ~」の部分が出ません。

 

最後にハコちゃんが客席に向かって謝っていましたが、「気にするな!」「よく頑張った!」の温かい声援・拍手。微笑ましいひと時でした。かすれ声のハコちゃんの声もそれはそれで魅力的で、貴重な体験となりました。なんとか最後まで歌い切りました。よく頑張りました。やっぱり彼女のライヴは歌はもちろんですがボソボソと話す喋りがまたいいんですね。思わず笑ってしまい、癒されます。楽しい約2時間でした。

 

たった2本のアコースティックギターでこれだけの世界を作り上げるのですから、安田さんの力量は凄いし、二人の息の合ったプレイにはいつもながら感心させられます。安田さんは井上陽水のデビュー当時のギターを担当していました。その関係から、ハコちゃんのライヴでも陽水の曲は良く取り上げています。

 

 

この後も、いくつかライヴの予定が入っているようです。しばらく間隔が空いてしまいましたが機会があったらまた行こうと思います。

 

 


Hako Yamasaki - Yokohama


山崎ハコさん「稲の花」


Hako Yamasaki - BEETLE


山崎ハコさん「気分をかえて07」

 

 

それでは今日はこの辺で。