Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

松田優作のブルース『Hardest Night Live』

太陽にほえろの「ジーパン刑事」で一躍有名になった松田優作。その『太陽にほえろ』のラストシーンの「なんじゃ、こりゃ!」が忘れられません。

その後も映画人間の証明『殺人遊戯』蘇える金狼などアクションスターとして活躍しましたが、その後は探偵物語家族ゲームなどで性格俳優としても活躍しました。

残念ながら1989年、膀胱癌により僅か40才でなくなりました。私もジーパン刑事の頃からのファンでした。映画もかなり見たほうだと思います。

「太陽にほえろ ジーパン」の画像検索結果 「人間の証明 松田優作」の画像検索結果

f:id:lynyrdburitto:20181208112603p:plain 「家族ゲーム 松田優作」の画像検索結果

そんな私ですが、松田優作がレコードを出していることは恥ずかしながら知りませんでした。とてもファンとは言えませんね。

歌っていることを知ったのは、映画の中の歌うシーンがあったことからですが、それと山崎ハコちゃんのライブで定番になっている「ヨコハマ・ホンキー・トンク・ブルース」という歌があって、彼女の説明によると、この歌は元々はエディ・藩の作曲で、藤竜也の作詞で藤竜也が歌っていた曲です。それを松田優作原田芳雄も歌っています。この二人は大変仲が良く(仲良すぎて隣に住むようになりました)、しかも原田芳雄には山崎ハコちゃんが所属事務所の倒産で極貧状態の時に助けてもらって、大変世話になった大恩人というわけで、その二人が歌っている歌を彼女も歌いたくなって、ライブでは必ず歌うようになったとのことでした。原田芳雄の晩年の時にも彼女のライブには足を運んでいました。何度か見かけました。

 

話が逸れましたが、その松田優作のCDを見つけたので紹介します。何枚かありますが特にライブ盤を紹介します。『Hardest Night Live』です。

 

01.灰色の街

02.Bay City Blues

03.Shake Your Blues

04.雨の日にはBlues

05.YOKOHAMA HONKY TONK BLUES

06.ホンキー・トンク・ウーマン

07.Bony Moronie

08.Try Me Tonight

09.Midnight Rambler

10.マリーズ・ララバイ

 

バックはなんとCREATIONエディ・藩です。

CREATIONのメンバーは

竹田和夫 g

安藤 淳 key

ヒロ小川 b

高木貴司 ds

裵 天外 ds

アイ高野 perc

 

エディ・藩 g

 

プロデュースは松田優作です。

録音は

1981年7月23日 愛知厚生年金会館

1981年7月27日 東京郵便貯金会館

 

ちなみにアイ高野はあのカーナビーツアイ高野です。

 

01の「灰色の街」は映画ヨコハマBJブルース』の挿入歌です。この映画では他にも05と10が歌われていたようですが記憶にありませんでした。

01、02、03、08は松田優作の作詞、06のストーンズ・ナンバーは松田優作の訳詞です。

04はジョー・山中の作詞・作曲です。08の作曲は竹田和夫、09の作曲はアイ高野です。

 

とにかくブルースとレゲエ、ロックンロールのオンパレード。カッコいいことこの上なし。どうして今まで聴かなかったのだろうと後悔しきり。

演奏陣もクリエーションとエディ・藩で文句なし。音も良し。言うこと無しです。

松田優作はブルース心を持ったシンガーでした。あまりの早逝が悔やまれます。

 

  


灰色の街

 

夜のヒットスタジオ」なんかにも出演していたんですね。


松田優作 ヨコハマ・ホンキートンク・ブルース

 

別バージョンで


Yusaku Matsuda ( 松田 優作 ) - Yokohama Honky Tonk Blues, Live.

 

 

それでは今日はこの辺で。