以前に浅川マキのレコード『灯ともし頃』を「この1枚シリーズ」で紹介しましたが、CD時代になってからの浅川マキについては、彼女の総集編ともいうべきベストアルバム『DARKNESS』シリーズが1995年から1997年までにⅠからⅢまで発売されました。2007年にはⅣが発売されました。
私は残念ながらその中の『Ⅰ』と『Ⅲ』しか買っていないのですが、今回はそれらを紹介します。何故買わなかったのか、今では後悔しています。高かったので躊躇ったのです。現在は廃盤のようです。中古も高いです。
『DARKNESS Ⅰ』
ディスク:1 初期作品集
01夜が明けたら
02ふしあわせという名の猫
03淋しさには名前がない
04ちっちゃな時から
05めくら花
06ゴビンダ
07別れ
08にぎわい
09難破ブールース
10 セント・ジェームス病院
11 裏窓
12 ハスリン・ダン
13 あの娘がくれたブルース
14 花いちもんめ
ディスク:2 JAZZ VERSION
01.都会に雨が降る頃
02.あの男がピアノを弾いた
03.港町
04.グット・バイ
05.暗い眼をした女優
06.忘れたよ
07.新曲“B”
08.夕暮れのまんなか
09.ちょっと長い関係のブルース
10.っと長い関係のブルース~今夜はおしまい
11.マイ・マン Single Version
DISC 2のパーソナル
近藤等則 - Trumpet, Percussion 1,2,5,6,7,8
本多俊之 - Sax, Flute, keyboards, Piano 3,4,6,7,8,10,11
山下洋輔 - Piano 1,2
渋谷毅 - Piano 3,4,9,11
川端民生 - Bass 1,2,3,4,5,6,7,8,9,11
ボビー・ワトソン - Bass 10
杉本喜代志 - Guitar 3,4,5,6,7,,8,
トニー・メイデン - Guitar 10
飛田一男 - Guitar 5,6,7,8
つのだひろ - Drums 5,6,7,8
アンドレ・フィッシャー - Drums 10
森山威男 - Drums 3,4,6,11
ディスク1は初期作品集になっています。おなじみの曲が目白押しです。
1,2,3,4はファーストアルバム『浅川マキの世界』から。
5,6,14はセカンドアルバム『MAKI Ⅱ』から。
7,8は『MAKI LIVE』から。
9は『浅川マキ ライブ・夜』から
10,11は『裏窓』から
12、13は『ブルー・スピリット・ブルース』から。
名曲揃いです。
ディスク2は「ジャズ・ヴァージョン」となっています。1980年代のジャズアルバムからの選曲になっています。
1、2が『ONE』から。
3,4,9,11が『マイ・マン』から。
5,6,7,8が『CAT NAP』から。
10は『STRANGER'S TOUCH』から。
近藤等則や本田俊之、山下洋輔らによるアヴァンギャルド・ジャズの演奏をバックに浅川マキがジャズを歌います。
『DARKNESS Ⅲ』
ディスク:1 初期作品集 Vol.2
01.こんな風に過ぎて行くのなら
02.引越し
03.町
04.あなたなしで
05.淋しさには名前がない
06.港の彼岸花
07.オールド レインコート
08.IF I’M ON THE LAST SIDE
09.あたしのブギウギ
10.眠るのがこわい
11.かもめ
12.あの男が死んだら
13.赤い橋
ディスク:2 My Favorite Melody
01.見えないカメラ
02.TOKYOアパートメント
03.あいつが一番
04.女
05.HROME SITAR
06.あの男のウォーキング・テムポ
07.アメリカの夜
08.ふたりは風景
09.深い一拍
10.孤独
11.POSSESSION OBSESSIO
DISC 2のパーソナル
本多俊之 - Sax, Flute, keyboards, Piano 1~11
上方隆行 - Guitar 1~9
富倉安生 - Bass 1~9
山本秀夫 - Drums 1~9
植松孝夫 - Sax 1,10
ボビー・ワトソン - Bass 10,11
トニー・メイデン - Guitar 10,11
アンドレ・フィッシャー - Drums 10,11
ディスク1は初期作品集2となっており、1で漏れた作品です。
1、2、12は『裏窓』から。
3~9は『浅川マキ ライブ・夜』から
10は『MAKI Ⅱ』から。
11,13は『浅川マキの世界』から。
ディスク2は「フェヴァリット・メロディ」となっています。
1,2は『Nothing at all to lose』から。
3~11は『アメリカの夜』から。
改めて浅川マキを聴いてみると、ジャズ、ロック、ブルース、フォークをベースにしながらもそのオリジナリティに驚嘆します。おそらくこれ以後も彼女のようなシンガーは現れないだろうと思います。
Maki Asakawa 浅川マキ 「 かもめ(歌詞付) 」
Maki Asakawa 浅川マキ「こんな風に過ぎて行くのなら (歌詞付)」
Maki Asakawa 浅川マキ 「 赤い橋(歌詞付) 」
Maki Asakawa 浅川マキ 「ふしあわせという名の猫 (歌詞付) 」
それでは今日はこの辺で。