ダグ・サム(Doug Sahm)の盟友、オージー・メイヤーズ(Augie Meyers)です。
1940年、テキサス州サンアントニオ生まれのオージーは、祖父母に育てられピアノを習わされました。1950年代には地元のバンドに加わり、ダグ・サムと知り合いました。
1960年代の初めに2人はサー・ダグラス・クインテット(The Sir Douglas Quintet)を結成しました。
そして4枚ほどアルバムをリリースしました。このバンドは1973年には解散しますが、その後もオージーはダグ・サムと共にダグ・サム&バンド、テキサス・トーネイドスなどで行動を共にします。
そんな中、1971年にファーストアルバムがリリースされます。『Augie's Western Head Music Co.』です。
そして翌年リリースされたのが『You Ain't Rollin' Your Roll Rite』でした。
Side A
1.Sugar Blu
2.Five Cent Bag
3.Rosetta
4.California Blues
5.You Ain't Rollin' Your Roll Rite
Side B
1.Down In Mexico
2.She Belongs To Me
3.Fly With Me
4.Heartaches By The Number
5.Lover Boy
6.Wheatcheck Waltz
参加メンバーは
オージー・メイヤーズ(Augie Meyers,vo,key)
デヴィッド・ゼンター(David Zenter,steel g)
ジャック・バーバー(Jack Barbar,b)
ジミー・ニューハウス(Jimmy Newhouse,ds)
クレイ・メイヤーズ(Clay Meyers,ds) 息子
キャロル・メイヤーズ(Carol Meyers,vo)
マイク・オダウド(Mike O'Dowd,sax)
プロデュースはセルフです。
ダグ・サムと同じようにテックス・メックスです。ヴォーカルも演奏もほのぼのとしていて安心して聴いていられます。オージーのヴォーカルはひょっとしてダグ・サムより聴きやすいのではないかと思います。まさにこれぞアメリカ南部のクラシカル・ミュージックという感じでしょうか。
B-2はボブ・ディランです。実はファーストでもボブ・ディランを取り上げており、この辺からボブ・ディランへの傾倒が見られ、後にはレコーディングにも参加するようになるのです。
ダグ・サムとのテキサス・トーネイドスはダグ・サムが無くなる1999年まで続けられました。
Augie Meyers – She Belongs To Me ( 1973, Country Rock, USA )
AUGIE MEYERS 'You ain't rollin' your roll rite'.avi
それでは今日はこの辺で。