今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はファントム(Phantom)です。
CD棚の奥深くから出て来ました。買った記憶もあまり定かではありません。
彼らについての詳しい内容もよくわかりませんが、解説によると1987年、ニューヨークでの結成です。その時のメンバーは
ファルコン・エディ(Falcon Eddie,vo)
ニール・サンテル(Neil Santell,g)
クリス・ロマニール(Chris Romanelli,b)
マイケル・ガンディア(Michael Gandia,ds)
で、この4人でファーストアルバム『Dead Or Alive』をリリースしました。日本では未発売です。私も聴いていません。
4年後、1991年、セカンドアルバム『Phantom』がリリースされます。これも当時は日本未発売です(1994年に発売される)。私も聴いていません。
そして1993年にサードアルバム『Cyberchrist』がリリースされました。日本でもこの年発売になっています。
01.Well Of Souls
03.Big Daddy
04.Cyberchrist
05.Graveyard Shift
06.Psycho Zoo
07.Queen Of The Damned
08.Blind Man's Sight
09.Alive And Well
10.Preying With The Mantis
11.Last Man Standing
12.Say Your Prayers
このアルバムではメンバー変更があり、ファルコン・エディを除き全員代わっています。
フェイと・テイラー(Fate Taylor,g)
チャーリー・バックランド(Charley Buckland,b)
トニー・ボーセレーガ(Tony Borsellega,ds)
という布陣になっています。
プロデュースはWolfgang Stachです。この人はエレジーやグアノ・エイプスのプロデュースなどもしています。
いかにもヘヴィメタというカッコです。ジャケットまでいかにもジューダスプリーストといった感じです。
1993年といえば、すでに昔ながらのヘヴィメタは完全にオルタナ・グランジによって蚊帳の外に追い出された感じでしたが、どっこい彼らは伝統的ヘヴィメタを演じていました。まるでジューダスプリーストの小型版です。メロディックな曲もあったりしますが、基本はハードロック・ヘヴィメタルです。ファルコン・エディのハイトーン・ヴォーカルは懐かしくもあり、新鮮でもあります。
この後、バンドは解散します。やはり時代に波には勝てなかったのでしょう。
Phantom - 12 - Say Your Prayers
それでは今日はこの辺で。