Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

聴き比べ『東京流れ者』

今日の「聴き比べ」は東京流れ者です。

この曲は1965年の竹腰ひろ子渡 哲也の歌唱でヒットした曲です。そして翌年には同名映画の主題歌にもなりました。歌ったのは渡 哲也でした。この曲は作曲者不詳で、色々な歌詞をつけて歌い継がれてきた曲です。

 

まずは竹腰ひろ子バージョンから。

 

作詞:永井ひろし、作曲:不詳、

唄:竹越ひろ子

 

流れ流れて 東京を

そぞろ歩きは 軟派でも

心にゃ硬派の 血が通う

花の一匹 人生だ

ああ 東京流れもの

 

夜の暗さに はぐれても

若い一途(いちず)な 純情は

後生(ごしょう)大事に 抱いて行く

浪花節だよ 人生は

ああ 東京流れもの

 

曲りくねった 道だって

こうと決めたら まっすぐに

嘘とお世辞の 御時世にゃ

いてもいいだろ こんな奴

ああ 東京流れもの

 


東京流れ者(竹越ひろ子)

 

一方、渡哲也バージョンには2種類あります。

まずはクラウンバージョン。これが映画の主題歌だったと思います。記憶違いかもしれません、悪しからず。なにせ半世紀も前のことですので。

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監督:鈴木清順

主演:渡哲也、松原智恵子、川地民生、二谷英明

制作:1966年 日活

 

鈴木清順ワールド満載の映画でした。鮮やかな映像が目に浮かびます。この翌年、鈴木清順は日活をクビになります。

 

作詞:川内和子(川内康範の変名)

 

何処で生きても 流れ者

どうせさすらい ひとり身の

明日は何処やら 風に聞け

可愛いあの娘の 胸に聞け

ああ 東京流れ者

 

流れ果てない 旅に出て

いつか忘れた 東京の

泣いてくれるな 夜の雨

男いのちは 赤く散る

ああ 東京流れ者

 

風はひとりで 吹いている

月もひとりで 照っている

俺はひとりで 流れ者

明日の墓場は わからない

ああ 東京流れ者

 

夢はいらない 花ならば

花は散ろうし 夢も散る

どうせ散るなら 男花

恋もすてたぜ 義理ゆえに

ああ 東京流れ者

 


東京流れ者 - 渡哲也

 

次にテイチクバージョン。どうしてこのバージョンがあるのかは不明です。

 

作詞:高月ことば

 

黒いジャンパーに 赤いバラ 

きざななりして ゴロ巻いて

渋谷新宿池袋

風もしみます 日の暮れは

ああ 東京流れ者

 

弱い犬ほど 吠えまする

俺は黙って 闇の中

御用のある時ゃ 呼んどくれ

きっとお役に 立ちまする

ああ 東京流れ者

 

二十三区を はみ出して

いつか武蔵野吉祥寺

たった五尺の この体

どこに置場も ござんせん

ああ 東京流れ者

 


東京流れ者(テイチク・バージョン) 渡哲也

 

渡哲也バージョンでは個人的にはクラウンバージョンが好きです。

 

何故か梶芽衣子さんも歌っています。竹腰バージョンの詩です。


梶芽衣子 東京流れ者

 

この他にも松方弘樹和田浩二バージョンもあります。それぞれタイトルや歌詞が違って面白いです。いい歌は歌い継がれるのです。

 

それでは今日はこの辺で。