Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

フォークロックの夜明け~ボブ・ディラン&ザ・バンド、ザ・バーズから

今日は尊敬するボブ・ディラン(Bob Dylan)先生について、フォークロックという切り口からザ・バンド(The Band)やザ・バーズ(The Byrds)を織り交ぜながら書いてみたいと思います。 一般にアメリカのフォークロック(フォークとロックの融合)は1965年、デ…

ブルースロックの名手たち 60年~70年代編 ③

今回はアメリカのブルースロックのお気に入りミュージシャンを何人か取り上げてみます。 書きたいことがいっぱいあって、あっ、まだあの人を書いていないとか、あれもまだだとか、何しろせっかちな性格なもので、一人で焦ったりしてバカみたいなのですが、こ…

クレイグ・エリクソン(Craig Erickson) 第3弾

HMVから届いたCD、最後は 『Craig Erickson/Big Highway』です。 予想どうり、ゴリゴリのブルースロック。こういう頑なな姿勢は好感が持てます。 このアルバムは彼にとっての通算7枚目で、2007年発表です。全部で11枚のアルバムがあります。私にとっ…

『メリッサ・エスリッジ(Melissa Etheridge)』を聴く

引き続きHMVのCDです。 『Melissa Etheridge/Skin』 メリッサのCDを購入するのは2回目です。以前購入したのは 『Melissa Etheridge/Yes I Am』 です。が、実はあまり強い印象がなく、多分1度聴いてそのままほったらかしになっていたと思います。それがな…

『ニッキ・パロット(Nicki Parrott)』いいね

昨日から引き続きHMVから届いたCDの内、今日は 『Nicki Parrott(ニッキ・パロット)/The Last Tume I Saw Paris(思い出のパリ)』 を紹介します。 私が彼女を知ったのは、以前のブログでも書いた「シェルブールの雨傘」を唄っているのをYou-Tubeでたまたま…

『The Black Keys』

本日HMVから届いた4枚のCDの内から今日は 『Brothers/The Black Keys』 を紹介します。 ブラック・キーズはアメリカ・オハイオ州出身の2人組です。 ダン・オーバック(g)、パトリック・カーニー(ds)という変わった編成です。 このアルバムは20…

『ブルックリン』を観る

今日のキネ旬シアターは『ブルックリン』です。 監督:ジョン・クローリー 主演:シアーシャ・ローナン 2015年 アイルランド、アメリカ ストーリーは1950年ごろ、アイルランドの田舎町で育ったエイリシュは碌な働き場所もなく希望をなくしていました…

ブルースロックの名手たち 60年~70年代編 ②

今回はブルースロックの第2弾として、イギリスの3大ブルースバンドを取り上げます。 フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)、サヴォイ・ブラウン(Savoy Brown)、チッキン・シャック(Chicken Shack)です。この3つのグループはメンバーが互いに入り乱れ…

ブルースロックの名手たち 60年~70年代編 ①

お気に入りのブルースロックのミュージシャンを思いつくまま取り上げてみようと思います。 ブルースロックといっても別に決まった定義があるわけではありませんし、明確なジャンルとして存在しているわけでもありません(パンクやヘヴィメタルやプログレッシ…

キネマ旬報シアター

昨年8月19日にキネ旬シアターの年度会員になり、これまでに結構な数の映画を観ていますが、次々と忘れていくので、この辺でブログを利用して観た映画のタイトルだけでも記録しておこうと思います。学生時代の後悔もあることですし、後で振り返るのも楽し…

『シン・ゴジラ』再び

今日のキネ旬シアターは先週の第1作『ゴジラ』に続いて『シン・ゴジラ』でした。昨年8月にロードショウで既に観ていたのですが、第1作が強烈だったので再度観ることにしました。案の定、8割がた忘れていました。 この映画、基本的にはこれまでのゴジラと…

サンディ・デニーとフェアポート・コンヴェンション

今日はサンディ・デニー(Sandy Denny)について書いてみようと思います。4月21日が彼女の命日です。つまり明日です。亡くなってから39年、来年で40年です。31歳の若さでした。訃報を聞いたのは確か今頃の季節だったなとふと思い出したのです。 私が…

閑話休題、桜のこと

今年の桜、開花から満開までが長かったですね。 2016年4月5日撮影 2017年4月13日撮影 共に満開。今年は去年より1週間ほど遅いです。 ちなみに八重桜。 2015年4月16日撮影 2017年4月18日撮影 ちょっと見にくいですが、共に満開。…

フォークソング、岡林信康のことなど

私が初めて日本のフォークソングなるものに出会ったのは、確か中学生の頃に流行ったザ・フォーク・クルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」と高石友也の「受験生ブルース」だったと思います。当時は両方とも面白い曲だなあと感心しましたが、その程度の感想…

『淵に立つ』を観て

今日のキネ旬シアターは『淵に立つ』でした。 監督:深田晃司 主演:浅野忠信、筒井真理子、古舘寛治、太賀 この映画、第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門の審査員賞だそうです。そのような賞があるとは知りませんでしたが。 私の場合、映画はほと…

大学時代の映画生活

晴れて?東京へ出てきました。練馬区にアパートを借りて、大学入学手続きを終え、早速学園生活が始まりました。初めて大学に登校して驚いたのは、正門からずっとサークルの勧誘が並んでいたことです。こんなにいろいろなサークルがあるのかと感心しました。…

最近読んでいる本

最近、年のせいか難しい本はさっぱり読まなくなりました。 今読んでいる本は 『思想としての60年代』 桜井哲夫 著 『ゲバルト時代』 中野正夫 著 『祖国と民族を語る』 田宮高麿インタビュー 高沢 皓司 聞き手 これらを並行して読んでいます。ただ単に昔を…

Chris Duare(クリス・デュアーテ)について

昨日、disk unionにてChris Duarteの『Blue Velocity』を購入しました。 ブルース・ロックギタリストです。この人のアルバムの購入は5枚目になります。 54歳になります。はじめてCDを買ってから20年ぐらい経ちます。 私は勝手に1990年代以降のブル…

ゴジラよ永遠に!

昨日は例によってキネ旬シアターで『ゴジラ』を観ました。ご存じゴジラの記念すべき第1作です。なぜ今頃第1作の上映なのかというと、おそらく『シン・ゴジラ』の上映に併せてだと思われます。『シン・ゴジラ』は昨年のロードショウ公開時に既に観ていたの…

松本俊夫監督逝く!

本日、松本俊夫監督逝去の訃報に接しました。85歳でした。 以前、私が高校生の頃に難解な映画に興味を持ち始めた話を書きましたが、その類いの映画について映画好きの従兄に「映画がよくわからないよ」みたいな話をしたところ「これを読んでみるといいよ」と…

Deep Jimi And The Zep Creamsとは

またまたまた衝動買いCDのご紹介。 Deep Jimi & the Zep Creams/Funky Dinosaur このグループ名はちょっとふざけすぎでしょう。はじめはタイトルとグループ名が逆だと思ってしまいました。ところが違うんです。 Deep Purple とJimi HendrixとLed ZeppelinとC…

「アメリカン・ニューシネマ」について

今日はちょっと昔を偲んで「アメリカン・ニューシネマ」について書いてみようと思います。あくまでも作品に対する評論ではなく雑感ですのであしからず。 「1960年代後半から1970年代にかけてアメリカで製作された、反体制的な人間(主に若者)の心情…

トム・ジョンストン(Tom Johnston)だー!

何気なくテレビを見ていたら大和証券グループのCMで聴きなれた曲が流れてきて、よく見ているとなんとトム・ジョンストンがアコースティック・ギターを弾きながら歌ってるじゃないですか!これはびっくり。曲は「Listen To the Music 」。さらに別バージョ…

Craig Erickson を聴く

またまた最近買ったCDについてです。 Craig Ericson/Roadhouse Stomp 1992年 /Two Sides Of The Blues 1995年 この人はGlenn Hughesの『L.A.Blues Authority.VOL.2』に参加して注目されたようです。このアルバムは持っていますが買った当時は気に留めてい…

The Hoax いいね!

最近買ったCDから。 The Hoax/Sound Like This 1994年 これはいいです!もろブルースロック。ボーカルはちょっと線が細い感じはしますが十分うまい。ギターはツイン。ハープ入り。70年代を思わせますが明らかに進歩しています。 こういうアルバムを見つ…

映画『オーバーフェンス』とは

昨日、またキネ旬シアターに行ってきました。映画は『オーバーフェンス』。どういう意味なのかな、と思って観ていると途中でソフトボール大会の話が出てきて、ああホームランのことかと納得しました。まあそう簡単な話ではありませんが。 主演はオダギリジョ…

いざ東京へ!

映画漬けの高校生活も終わりに近づいてきました。進学を決めたからには大学受験です。しかしこんな生活をしていて、勉強はほとんどせずで大学など受かるはずもありません。さらに「あさま山荘事件」など当時の私にとってはとてつもなくショッキングな出来事…

シェルブールの雨傘

『シェルブールの雨傘』はカトリーヌ・ドヌーブ主演、ジャック・ドゥミ監督、音楽はミシェル・ルグランのフランスの恋愛ミュージカル映画です。ストーリーは戦争によって引き裂かれた若い恋人たちの切ない物語です。この映画は地のセリフが一切なく会話はす…

アラン・ドロンのことなど

以前、高校時代にちょっと難しい映画を観るようになったと書きましたが、田舎町ですからそのような映画の上映はあまり多くはなかったのが実情です。そうしたなかで普段はやはり娯楽系の映画を観る機会が多くを占めていました。ただしその趣向が邦画から洋画…

加川良逝く!

本日の朝日新聞の訃報欄に小さく「加川良さん亡くなる」の記事が載りました。69歳でした。急性骨髄性白血病だそうです。早すぎる死に驚愕、言葉がありませんでした。 60年代後半、関西フォークのブームに乗って登場してきました。1970年の第2回中津…