Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

この人の、この1枚 『スティルウォーター(Stillwater)/ I Reserve The Right』

トリプル・リードギター、ダブル・リードヴォーカルという、いかにもサザンロックらしい構成のバンド、スティルウォーター(Stillwater)です。 メンバーは マイク・コウジー(Mike Causey,g) ボビー・ゴールデン(Bobby Golden,g) ジミー・ホール(Jimmy Hall,vo…

カントリーロックの軌跡②『Fallen Angels : Legendary Country Rock Recordings』

前回の「カントリーロックの軌跡」に続きもう1枚紹介したいと思います。こちらは時代もやや新しく、オルタナカントリーも収録されています。2000年の発売です。 『Fallen Angels : Legendary Country Rock Recordings』 01. Two Angels - The Jayhawks …

ショーケン(萩原健一)、逝く!

今朝、新聞を開くと驚くべきニュースが目に飛び込んできました。 ショーケンこと萩原健一氏が亡くなったというのです。一見、目を疑いました。ついこの前まで、NHKのドラマ『不惑のスクラム』に出演していましたから。もっとも、そのドラマでも癌で亡くなる…

カントリーロックの軌跡①『Country & West Coast The Birth Of Country Rock』

初期の頃のカントリーロックのコンピレーション・アルバムです。1966年から1974年までの録音を集めたものです。全て既発ですので特に珍しいこともありませんが、昔のカントリーロックを手っ取り早く聴くのにはもってこいの編集になっています。20…

腰部脊柱管狭窄症 手術後1年半経過

早いもので腰部脊柱管狭窄症の手術をして1年半以上が経過しました。 昨年の10月にトレーニング・ジム通いを再々開して、現在も週2回のペースで続けています。 そのせいかどうかはわかりませんが、左足の脱力感が幾分か改善されたような気がします。 一時…

『CSN&Y』の6枚組CDは、果たして?

クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(Crosby Stills Nash & Young)の6枚組CDが発売され、バーズの8枚組の二の舞を覚悟しながら、騙されたと思ってまた買ってしまいました。値段は送料込みで3300円でした。 タイトルが『Broadcast Collection '…

映画『ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』を観る

昨日のキネ旬シアターは『ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー』でした。 監督:ケヴィン・マクドナルド 主演:ホイットニー・ヒューストン 制作:2018年 イギリス 正直、ホイットニーについてはあまり知識も興味もありませんでした。あまりにも有…

女性ブルース・ギタリスト集合!『Blues Guitar Women』

もう何年か前に、女性のブルース・ギタリストを集めたコンピレーションがラフ・レコードから発売されたというので、早速買ってみました。知らないアーティストがたくさんいて、面白そうだなと思ったのがきっかけですが、その後通して聴いたかどうか思い出せ…

ブルースロックの軌跡『ブルース・エニィタイム(Blues Anytime Ⅰ&Ⅱ)』

1960年代前半から中期にかけてのイギリスはビートルズやサーチャーズに代表される、いわゆるマージー・ビートがミュージックシーンを席巻し、それに続きヤードバーズやストーンズ、アニマルズといったR&Bやブルースに根差したバンドが次々に現れまし…

映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』を観る

昨日のキネ旬シアターは『ぼけますからよろしくお願いします。』でした。 監督:信友直子 語り:信友直子 制作:2018年 日本 ドキュメンタリーを手掛けてきた信友直子が自分の両親の老々介護の風景を撮った映画です。 2014年、アルツハイマー型認知…

早すぎたか?『ボー・ブラメルズ(The Beau Brummels)/Bradley's Barn』

ザ・バーズよりも早くフォークロックをヒットさせたと言われた、ボー・ブラメルズ(The Beau Brummels)です。たしかに彼らのファースト・シングルで大ヒットした「Laugh, Laugh」は1964年のリリースで、バーズの「ミスター・タンブリンマン」より早かった…

映画『エリック・クラプトン 12小節の人生』を観る

昨日のキネ旬シアターは『エリック・クラプトン 12小節の人生』でした。 監督:リリ・フィニー・ザナック 主演:エリック・クラプトン他 制作:2017年 イギリス 「ギターの神様」、「スローハンド」こと、エリック・クラプトンの人生を綴ったドキュメン…

ブリティッシュ・ハードの本流『べドラム(Bedlam)』

ジェフ・ベック(Jeff Beck)が第2期ジェフ・ベック・グループを解散した後、ドラムのコージー・パウエル(Cozy Powell,ds)はプロコル・ハルム(Procol Harum)を辞めたデイヴ・ボール(Dave Ball,g)とその弟デニス・ボール(Dennis Ball,b)、さらに元トゥルース(T…

ニール・ヤング(Neil Young) 往年のライヴ 2枚入手

ニール・ヤング(Neil Young)の1970年代のライヴ音源が2枚発売されました。1枚はオフィシャル盤ですが、もう1枚はブートレグです。 『Time Fades Away Tour』 01.On The Way Home 02.Here We Are In The Years 03.Harvest 04.After The Goldrush 05.Ou…

映画『マイ・ブックショップ』を観る

今日のキネ旬シアターは『マイ・ブックショップ』でした。 監督:脚本:イザベル・コイシェ 原作:ペネロピ・フィッツジェラルド The Bookshop 主演:エミリー・モーティマー、パトリシア・クラークソン、ビル・ナイ 制作:2017年 スペイン、イギリス、…

この人の、この1枚 『ビル・ペリー(Bill Perry)/Love Scars』

素晴らしきブルースマン、ビル・ペリー(Bill Perry)。2007年に僅か50歳で亡くなりました。 彼は1957年のニューヨーク生まれです。5歳で既にギターを弾き始め、恵まれた音楽環境で育ちました。父親の持っていたジャズアルバムでケニー・バレルのギ…

映画『バハールの涙』を観る

昨日のキネ旬シアターは『バハールの涙』でした。 監督:エヴァ・ユッソン 主演:ゴルシフテ・ファラハニ、エマニュエル・ベルコ 制作:2018年 フランス、ベルギー、ジョージア、スイス 日本公開 2019年 IS(イスラミック・ステート)に息子を奪われ…

グラム・パーソンズに捧ぐ『Return Of The Grievous Angel: Tribute To Gram Parsons』

今週の『捧げる』シリーズ、最後を飾るのはグラム・パーソンズです。 カントリー・ロックを語る上で、グラム・パーソンズ(Gram Parsons)の名前は絶対に欠かすことが出来ません。そのあたりのことは何度か記事にしていますので、今日はあえて書きません。彼が…

スティーヴィー・レイ・ヴォーンに捧ぐ『A Tribute to Stevie Ray Vaughan』

1990年8月27日、僅か35歳の若さで飛行機事故によりこの世を去った若き天才ギタリストStevie Ray Vaughanの追悼コンサートの模様がCDとDVDで1996年に発売されました。録音は1995年5月11日、テキサス州オースティンの Austin City Li…

レーナード・スキナードに捧ぐ②『Under The Influence:A Jam Band Tribute To Lynyrd Skynyrd』

昨日に引き続きレーナード・スキナード (Lynyrd Skynyrd)のトリビュート・アルバムです。 このアルバムは昨日の『An All - Star Tribute to Lynyrd Skynyrd』よりも早く、2004年に発売されました。正直、当時知らないバンドも多くあまり期待はしませんで…

レーナード・スキナードに捧ぐ①『An All - Star Tribute to Lynyrd Skynyrd』

レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)へのトリビュート・アルバムは何種類か出されています。 今日はその中から、1977年、レーナード・スキナードのメンバーの乗った飛行機が墜落し、ロニー・ヴァン・ザント、スティーヴ・ゲインズ、キャシー・ゲイン…

ザ・バンド(The Band)に捧ぐ『エンドレス・ハイウェイ(Endless Highway: The Music of The Band)』

ザ・バンドの解散コンサート『ラストワルツ』から30年を記念して出された、ザ・バンド・トリビュートアルバムです。 lynyrdburitto.hatenablog.com lynyrdburitto.hatenablog.com ザ・バンドの名曲がゾロゾロ出て来ます。2007年の発売です。発売当時は…

この人の、この1枚 『タブ・ベノワ(Tab Benoit)/Nice And Warm』

タブ・ベノワ(Tab Benoit)は1967年、アメリカルイジアナ州生まれのブルースロック・ギタリストです。 この人も日本での知名度は低いと思います。ブルースロック新世代に属するギタリスト兼ヴォーカリストです。 20歳の頃にはトリオを組みニューオリン…

この人の、この1枚 『ティンズリー・エリス(Tinsley Ellis)/Kingpin』

アメリカのブルースロック・ギタリスト、ティンズリー・エリス(Tinsley Ellis)です。知名度は多分低いでしょう。 1957年、ジョージア州アトランタで生まれました。幼少はフロリダで過ごし、小学校からギターを始め、ブルース・ブレイカーズ、フリートウ…

ギターに酔います!『ロベン・フォード(Robben Ford)』

ブルース、ジャズ、フュージョン、ロックと幅広いジャンルをこなすギタリスト、ロベン・フォード(Robben Ford)です。 1951年、アメリカカリフォルニア州生まれです。10歳でサックスを始め、13歳でギターを始めます。彼は2人の兄弟と共にチャールズ…

映画 『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を観る

今日のキネ旬シアターは『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』でした。 監督:前田 哲 原作:渡辺一史 主演:大泉 洋、高畑充希、三浦春馬 制作:2018年 日本 難病・筋ジストロフィーを患った男と、彼を助けるボランティアの姿を描いた実話です。原作…

『ステイタス・クォー(Status Quo)』の知られざる一面

『イギリスの国民的バンド』とまで言われるようになったステイタス・クォー(Status Quo)です。 サヴォイ・ブラウン(Savoy Brown)、フォガット(Foghat)などと並んでブギ・ロックの最高峰として君臨していますが、そのスタート時は意外な一面を持っていました…

今年の読書レポート

このブログを始める時に、このブログの内容は『映画や音楽、本についての雑文』ということにしました。ところが、音楽と映画がほぼ9割以上を占めて、『本』に関してはたったの8記事しか書いていませんでした。 これには色々な理由があるのですが、一番大き…

ローリング・ストーンズにはなれなかった『プリティ・シングス(The Pretty Things)』

イギリスのR&Bバンドの草分け、プリティ・シングス(The Pretty Things)の歴史はザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)と重なります。 1962年、プリティ・シングスの創始者、ディック・テイラー(Dick Taylor)は友人のキース・リチャーズ(kei…

絶品ブルース『ロバート・クレイ(Robert Clay)/Strong Persuader』

1980年代の新しい世代のブルースマン、ロバート・クレイ(Robert Clay)です。 彼は1953年、ジョージア州コロンバスで生まれました。12歳からギターを始め、ジミ・ヘンドリックスやアルバート・コリンズなどの影響を受けました。 20歳の頃、マディ…