Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

聴き比べ『悲しき願い(Don't Let Me Be Misunderstood)』

今日の「聴き比べ」は『悲しき願い(Don't Let Me Be Misunderstood)』です。 『悲しき願い』と言えば私などは真っ先にジ・アニマルズ(The Animals)ですが、この曲は1964年にニーナ・シモン(Nina Simone)が最初にレコーディングした曲です。今ではスタン…

この人の、この1枚 『ベス・オートン(Beth Orton)/Central Reservation』

イギリス出身の女性シンガー・ソングライター、ベス・オートン(Beth Orton)です。 彼女は1970年の生まれで、元々は女優志望でした。音楽との出会いはウィリアム・オービットとの出会いでした。彼はミュージシャンでありプロデューサーでもありました。既…

この人の、この1枚 『ハーレム・スキャーレム(Harem Scarem)/Mood Swings』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はカナダのバンド、ハーレム・スキャーレム(Harem Scarem)です。 結成は1987年、トロントです。その時のメンバーは ハリー・ヘス(Harry Hess,vo,key) ダレン・スミス(Darren Smith,b,ds,vo) ピート・レス…

聴き比べ『東京流れ者』

今日の「聴き比べ」は『東京流れ者』です。 この曲は1965年の竹腰ひろ子と渡 哲也の歌唱でヒットした曲です。そして翌年には同名映画の主題歌にもなりました。歌ったのは渡 哲也でした。この曲は作曲者不詳で、色々な歌詞をつけて歌い継がれてきた曲です…

ジョアン・ショウ・テイラー(Joanne Shaw Talor)『The Dirty Truth』入手

Amazonのまとめ買い、今日到着したのがジョアン・ショウ・テイラー(Joanne Shaw Talor)の『Dirty Truth』でした。 ジョアン・ショウ・テイラーは前から気になっていたブルース・ギタリスト・ボーカリストです。彼女は1986年の生まれといいますから今年で…

聴き比べ『天国の扉(Knockin' on Heaven's Door)』

今日の「聴き比べ」は『天国の扉(Knockin' on Heaven's Door)』です。 この曲は1973年、映画『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』の主題歌です。 監督:サム・ペキンパー 主演:ジェイムス・コバーン、クリス・クリスファーソン、ボブ・ディラン 制作:1…

聴き比べ『風のささやき(The Windmils Of Your Mind)』

今日の「聴き比べ」は『風のささやき(The Windmils Of Your Mind)』です。 この曲は1968年公開の映画『華麗なる賭け』の主題歌です。 監督:ノーマン・ジェイソン 主演:スティーヴ・マックイーン、フェイ・ダナウェイ 制作:1968年 アメリカ 作曲は…

聴き比べ『カスバの女』

今日の「聴き比べ」は『カスバの女』です。 この歌を初めて聴いたのは、小学校だったか中学校だったか憶えていませんが、緑川アコという歌手が歌っているのものでした。緑川アコさんは「夢は夜ひらく」も園まりさんとの競作でした。 しかし、調べてみるとこ…

『スティーヴン・スティルス&マナサス』往年のライブ 入手

もう随分前に注文していたスティーヴン・スティルス&マナサス(Stephen Stills & Manassas)の1973年のライブ盤が到着しました。注文したのも忘れていました。 マナサスについては以前にも書きました。1970年、スティルスはCSN&Y解散の後、ソロを経て…

映画『さらば愛しきアウトロー』を観る

昨日のキネ旬シアターは『さらば愛しきアウトロー』でした。 監督:デヴィッド・ロウリー 主演:ロバート・レッドフォード、ケイシー・アフレック、シシー・スペイセク 制作:2018年 アメリカ、2019年 日本公開 永遠のイケメン俳優、ロバート・レッ…

この人の、この1枚 『ウォレント(Warrant)/Cherry Pie』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はウォレント(Warrant)です。成功したLAメタルバンドの一つです。 結成は1984年、ロサンゼルスと古く、メンバーチェンジが続き、1987年にようやくメンバーが固まりました。 エリック・ターナー(Erik …

聴き比べ ディランとバーズ『ミスター・タンブリンマン』~『マイ・バック・ページズ』~『寂しき4番街』

今日の「聴き比べ」はボブ・ディラン(Bob Dylan)とザ・バーズ(The Byrds)の聴き比べです。 1965年、フォークロックというものがアメリカで完全に認知されるようになったきっかけは、何といってもボブ・ディランの『ミスター・タンブリンマン(Mr Tambouri…

聴き比べ『見張塔からずっと(All Along the Watchtower)』

今日の「聴き比べ」は『見張塔からずっと(All Along the Watchtower)』です。 この曲はご存じのように、ボブ・ディラン(Bob Dylan)のオリジナルで、1967年の8枚目のアルバム『ジョン・ウェズリー・ハーディング(John Wesley Harding)』に収められた曲で…

聴き比べ『この胸のときめきを』

『この胸のときめきを(You Don't Have to Say You Love Me)』という曲を始めて聴いたのは以前にも書いたように、ラジオから流れてきたエルヴィス・プレスリーでの歌声でした。そして上映された映画『エルヴィス・オン・ステージ』でもこの曲は使われました。…

デビー・デイヴィーズ(Debbie Davies)『Holdin' Court』入手

久しぶりにAmazonでCDを10枚ほどまとめ買いをしました。1枚を除いて全て輸入盤なので、到着までに2~3週間かかります。その1枚が中古盤なのですが、早速届きました。それを紹介します。その他は到着次第順次紹介します。 以前にも何回か紹介したデビ…

う~ん、マンダム 『男の世界』

1968年、それまでは『荒野の七人』や『大脱走』での脇役はあったものの、主役にはなれなかったブ男俳優のチャールズ・ブロンソンが、フランス映画の『さらば友よ』でアラン・ドロンと共演しました。大方の予想はアラン・ドロンの引き立て役だろうと思わ…

この人の、この1枚 『ウィグワム(Wig Wam)/Wig Wamania』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はウィグワム(Wig Wam)です。 ウィグワムと言ってもあのフィンランドのプログレ・バンドとは違います。こちらはノルウェーのヘヴィメタ・バンドでした。 2001年の結成です。ノルウェーの国民的バンドです…

聴き比べ たくろうとモップス『たどりついたらいつも雨降り』

今日の「聴き比べ」は『たどりついたらいつも雨降り』です。 この曲は当初、日本のロック・バンド、ザ・モップス(The Mops)のヒット曲として知られました。 モップスは鈴木ヒロミツ以下5人組のバンドで、グループサウンズ全盛期の頃に結成されましたが、当…

聴き比べ マイケルズと高石『坊や大きくならないで』

今日の「聴き比べ」は『坊や大きくならないで』です。 またしても反戦歌です。この曲を最初に聴いたのは中学生の頃だったと思います。マイケルズと高石友也先生、どちらが先だったか記憶が曖昧です。 まだ中学生でこの詩の意味もよくは理解していなかったと…

聴き比べ フォークルとC.マキ『戦争は知らない』

今日の聴き比べは『戦争は知らない』です。 この曲の作詞者はあの寺山修司です。幼い頃、戦争で父親を亡くした経験を詩にした、寺山の最初の作品です。作曲はグループサウンズのリンド&リンダースの加藤ヒロシです。リンド&リンダースはそこそこ売れたバン…

聴き比べ 岡林とC.マキ『手紙』

今日の「聴き比べ」は『手紙』です。 昨日に引き続き岡林信康大先生の登場です。1969年のファーストアルバム『私を断罪せよ』に収められた曲です。その後シングルカットされました。この曲を知ったのは高校1年生か2年生の頃だったと思います。この詩で…

聴き比べ 岡林とダウン・タウン『山谷ブルース』

今日の「聴き比べ」は『山谷ブルース』です。 岡林信康大先生の永遠の名曲です。彼は牧師の息子で熱心なキリスト教徒でした。そのため、同志社大学神学部に進学するも教会の教えと現実とのギャップを感じ、東京の夜間神学校の校長先生に会いに上京。しかし、…

前野曜子の『ペドロ&カプリシャス』

ペドロ&カプリシャスと言えば、大抵の人は高橋真梨子を思い出すのでしょう。しかし私にとってのペドロ&カプリシャスは前野曜子です。 あれは1971年だったでしょうか。「別れの朝」が大ヒットし、一躍ペドロ&カプリシャスが脚光を浴びました。ラテン・…

この人の、この1枚 『パンゲア(Pangea)/The First』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はパンゲア(Pangea)です。 これもCD棚奥深く眠っていたアルバムです。 パンゲアはデンマークのバンドですが、いわゆる北欧メタルとは明らかに違っています。ハードなロックンロールバンドです。 1983年…

アップル・レコード 第1号は

1968年にビートルズ(The Beatles)はアップル・コアなる会社を設立しました。この会社には5つの部門がありました。エレクトロニクス、映画、出版、レコード、小売業です。その中のレコード部門がアップル・レコードです。この中で一番成功したのがアップ…

青春の1ページ『北杜夫』

私は子供の頃から本好きだったわけではありません。むしろ小学校の頃は遊ぶのに忙しく、本を読まされるのも煩わしかったほうです。『世界少年少女文学全集』などと言うものを買い与えられたものの、さっぱり読まなかったと思います。感動したのは『フランダ…

現代にも通じる  映画『キューポラのある街』

昭和37年公開の日活映画、『キューポラのある街』です。吉永小百合さんの出世作となった映画です。カンヌ映画祭に出品した際に浦山桐郎監督がフランス・ヌーヴェルバーグのフランソワ・トリュフォー監督と対談した際には、主演の女優が素晴らしいと話した…

聴き比べ 加川 良となぎら『教訓Ⅰ&Ⅱ』

今日の「聴き比べ」はちょっと変わっています。加川良さんの代表曲『教訓Ⅰ』をなぎら健壱(当時はなぎらけんいち)さんがパロった歌があります。その名も『教訓Ⅱ』です。 良さんの『教訓Ⅰ』はデビューアルバム『教訓』に収められています。彼は既にこの世に…

聴き比べ『サルビアの花』

今日の「聴き比べ」は『サルビアの花』です。 この曲はジャックスを解散した早川義夫先生の作品です。早川義夫先生については以前の記事でご覧ください。 lynyrdburitto.hatenablog.com この曲は1969年の彼のソロデビューアルバム『かっこいいことはなん…

『死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚』

いつだったか、地元の図書館で本を探索していたところ、『死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚』というとてつもなく分厚くやたら重たい書籍を見つけました。 さっそくパラパラとめくってみましたが、オールカラーでアルバム1枚1枚について基本1ページを使っ…