Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

フォークロック

『孤独の世界(From A Distance)』の聴き比べ

今日の聴き比べは『孤独の世界(From A Distance)』です。 この曲はP.F.スローン(P.F.Sloan)が1966年に発表した曲です。P.F.スローンと言えばその前年にバリー・マクガイア(Barry McGuire)が歌って大ヒットした『明日なき世界(Eve of Destruction)』の作…

聴き比べ 『バイバイ・ラブ(Bye Bye Love)』

今日の「聴き比べ」は『バイバイ・ラブ(Bye Bye Love)』です。 私などはサイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)のバージョンが馴染み深いのですが、元はエヴァリー・ブラザーズ(Everly Brothers)です。1957年にビルボードの1位に輝いたヒット曲で…

聴き比べ S&Gとディラン『ボクサー(The Boxer)』

今日の「聴き比べ」は『ボクサー(The Boxer)』です。 以前に聴き比べしたサイモン&ガーファンクル(Simon &Garfunkel)の『明日に架ける橋』と同じアルバム『明日に架ける橋(Bridge over Troubled Water)』に収録されていた曲です。シングル発売はその前年の…

聴き比べ S&Gとレモンヘッズ『ミセス・ロビンソン(Mrs.Robinson)』

今日の「聴き比べ」はまたしてもサイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)です。 昨日の「サウンド・オブ・サイレンス」と同じく、1967年のアメリカ映画『卒業』の挿入歌になった『ミセス・ロビンソン(Mrs.Robinson)』です。アメリカン・ニューシネ…

聴き比べ 『サウンド・オブ・サイレンス(The Sound of Silence)』

今日の「聴き比べ」は『サウンド・オブ・サイレンス(The Sound of Silence)』です。 言わずと知れたサイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)の大出世作と言ってもいいでしょう。映画『卒業』にも挿入歌として使われ大ヒットしました。 元々は彼らの19…

聴き比べ 『(Let's) Get Together』

今日の「聴き比べ」は『(Let's) Get Together』です。 この曲はジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)の1966年にリリースされたデビューアルバム『Jefferson Airplane Take Off』に収録されました。タイトルは「Let's Get Together」でした…

聴き比べ QMSとGP『Pride of Man』

今日の「聴き比べ」は『Pride of Man』です。 この曲はクイックシルバー・メッセンジャー・サービス(Quicksilver Messenger Service,QMS)の記念すべき1968年のファーストアルバム『Quicksilver Messenger Service』のオープニングを飾った曲です。いかに…

聴き比べ『死んだ女の子』

今日の「聴き比べ」は『死んだ女の子』です。 この曲はトルコの詩人、ナジム・ヒクメット(Nâzım Hikmet)が1956年に発表した詩です。広島への原子爆弾投下によって死んだ7歳の少女を詠んだ詩です。この詩は各国で翻訳されました。そして各国で曲を付け歌…

高石・岡林・風船『ランブリング・ボーイ(Ramblin' Boy)』

今日の「聴き比べ」は『ランブリング・ボーイ(Ramblin' Boy)』です。 この曲はアメリカのフォークシンガー、トム・パクストン(Tom Paxton)の曲で、彼の1964年のメジャー・デビューアルバムに収録されました。 トム・パクストンはボブ・ディランやフィル…

ボブ・ディランとW・ストライプス『コーヒーをもう一杯(One More Cup of Coffee)』

今日の「聴き比べ」は『コーヒーをもう一杯(One More Cup of Coffee)』です。 この曲は1976年のボブ・ディラン(Bob Dylan)のアルバム『欲望(Desire)』に収録された曲です。 このアルバムはシングルの「ハリケーン(Hurricane)」のヒットと共にボブ・ディ…

『パーシーズ・ソング(Percy's Song)』FairportとDylan

今日の「聴き比べ」は『パーシーズ・ソング(Percy's Song)』です。 この曲はボブ・ディランの1963年のアルバム『時代は変わる(Time They Are A-Changin')』のアウトテイクで、世に出されたのは1985年のコンピレーション『バイオグラフ(Biograph)』に…

ボブ・ディランの『時代は変わる(The Times They Are a-Changin')』の聴き比べ

今日の「聴き比べ」は『時代は変わる(The Times They Are a-Changin')』です。 この曲はボブ・ディランの1964年の3枚目のアルバム『時代は変わる(The Times They Are a-Changin')』のタイトルにもなった曲です。 完全なメッセージ・ソングです。「親た…

ボブ・ディランの『はげしい雨が降る(A Hard Rain's a-Gonna Fall)』の聴き比べ

今日の「聴き比べ」はボブ・ディラン(Bob Dylan)の『はげしい雨が降る(A Hard Rain's a-Gonna Fall)』です。 この曲は1963年の2枚目のアルバム『フリー・ホイリーン(The Freewheelin' Bob Dylan)』に収録された曲です。 例によって如何様にも解釈できる…

ボブ・ディランから岡林信康まで『女の如く(Just Like A Woman)』

今日の「聴き比べ」は『女の如く(Just Like A Woman)』です。 この曲はボブ・ディラン(Bob Dylan)の1966年の7枚目のアルバム『ブロンド・オン・ブロンド(Blonde on Blonde)』に収録されました。 Just Like A Woman by Bob Dylan Nobody feels any pain …

聴き比べ ニールとMSC『テル・ミー・ホワイ(Tell Me Why)』

今日の「聴き比べ」は『テル・ミー・ホワイ(Tell Me Why)』です。 この曲はニール・ヤング(Neil Young)のアルバムの中でも特に好きなアルバム『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ(After The Gold Rush)』のオープニングを飾る曲です。前作のエレクトリカルな…

聴き比べ ジョニ、CSN&Y、MSC『ウッドストック(Woodstock)』

今日の「聴き比べ」は『ウッドストック(Woodstock)』です。 この曲は1970年にジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)が当時の恋人、グラハム・ナッシュ(Graham Nash)に1969年の「ウッドストック・フェスティバル」に出演したときの話を基に作った曲です…

聴き比べ ボズとフェントン『ローン・ミー・ア・ダイム(Loan Me A Dime)』

今日の「聴き比べ」は『ローン・ミー・ア・ダイム(Loan Me A Dime)』です。 この曲は1969年のボズ・スキャッグスの2枚目のソロアルバム『Boz Scaggs』に収録された、ロング・スロー・マイナー・ブルースです。 このレコードが日本で発売されたのはだい…

聴き比べ ストーンズとメラニー『ルビー・チューズデイ(Ruby Tuesday)』

今日の「聴き比べ」は『ルビー・チューズデイ(Ruby Tuesday)』です。 この曲は勿論ローリング・ストーン(The Rolling Stones)の曲です。初期のストーンズの曲に中では私に好きな曲の一つです。作詞・作曲はジャガー/リチャーズになっていますが実際はキース…

聴き比べ ジョニとバフィ―『サークル・ゲーム(The Circle Game)』

今日の「聴き比べ」は『サークル・ゲーム(The Circle Game)』です。 この曲も前回の『青春の光と影(Both Sides Now)』同様、ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)の楽曲です。しかし、世に出たのはカナダのフォーク・デュオ、イアン&シルヴィア(Ian & Sylvia)…

聴き比べ ディランとジミヘン『ライク・ア・ローリング・ストーン(Like A Rolling Stone)』

またまたボブ・ディラン(Bob Dylan)です。これで一旦終わりにしようと思っていますが、どうなることやら。しばらくしたらまた出て来そうです。 曲は私がボブ・ディランに嵌った原因となった曲です。それが『ライク・ア・ローリング・ストーン(Like A Rolling…

聴き比べ ディランの『ラブ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット(Love Minus Zero/No Limit)』

今日の「聴き比べ」は『ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット(Love Minus Zero/No Limit)』です。 ボブ・ディラン(Bob Dylan)が1965年に発表した5枚目のアルバム『Bringing It All Back Home』に収録された曲です。ディランがフォークからフォークロッ…

聴き比べ ディランの『悲しみは果てしなく(It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry)』

「聴き比べ」シリーズも大変な数になってきました。最初は何の気なしに始めたのですが、次々に思い浮かびきりが無くなってしまいました。まだ当分続きそうですがお付き合いのほどをお願いします。 今日の「聴き比べ」はボブ・ディラン(Bob Dylan)の『悲しみ…

聴き比べ S&Gとエルヴィス『明日に架ける橋(Bridge over Troubled Water)』

今日の「聴き比べ」は『明日に架ける橋(Bridge over Troubled Water)』です。 ご存じ、サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)の最大のヒット曲で、音楽史にも残ると言われた名曲です。 Bridge over Troubled Water by Paul Simon When you're weary F…

この人の、この1枚 『ベス・オートン(Beth Orton)/Central Reservation』

イギリス出身の女性シンガー・ソングライター、ベス・オートン(Beth Orton)です。 彼女は1970年の生まれで、元々は女優志望でした。音楽との出会いはウィリアム・オービットとの出会いでした。彼はミュージシャンでありプロデューサーでもありました。既…

聴き比べ ディランとバーズ『ミスター・タンブリンマン』~『マイ・バック・ページズ』~『寂しき4番街』

今日の「聴き比べ」はボブ・ディラン(Bob Dylan)とザ・バーズ(The Byrds)の聴き比べです。 1965年、フォークロックというものがアメリカで完全に認知されるようになったきっかけは、何といってもボブ・ディランの『ミスター・タンブリンマン(Mr Tambouri…

アップル・レコード 第1号は

1968年にビートルズ(The Beatles)はアップル・コアなる会社を設立しました。この会社には5つの部門がありました。エレクトロニクス、映画、出版、レコード、小売業です。その中のレコード部門がアップル・レコードです。この中で一番成功したのがアップ…

聴き比べ 関西フォーク『カム・トゥ・マイ・ベッド・サイド(Come to my bedside, my darlin' )』

今日の「聴き比べ」は『カム・トゥ・マイ・ベッド・サイド(Come to my bedside, my darlin' )』です。 原曲は1965年のエリック・アンダーソン(Eric Andersen)のデビューアルバム『Today Is the Highway』に収録されていた曲です。 Come to my bedside, m…

聴き比べ ディランと岡林『戦争の親玉(Masters of War)』

今日の「聴き比べ」は『戦争の親玉(Masters of War)』です。 この曲はご存じの通り、1963年発表のボブ・ディラン(Bob Dylan)のセカンドアルバム『The Freewheelin' Bob Dylan』に収録されている曲です。 Masters of War Music by Bob Dylan Come you mas…

聴き比べ『腰まで泥まみれ(Waist Deep in the Big Muddy)』

今日の「聴き比べ」は『腰まで泥まみれ(Waist Deep in the Big Muddy)』です。 この曲は1966年にアメリカのフォークシンガー、ピート・シーガー(Pete Seeger)が書いた曲です。 ピート・シーガーと言えば「花はどこへ行った(Where Have All the Flowers G…

聴き比べ 中川と高石『受験生ブルース』~『主婦のブルース』

今日の「聴き比べ」は『受験生ブルース』です。 またしても高石友也先生登場です。1968年に大ヒットしました。当時はフォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」が大流行で、この「受験生ブルース」がラジオから流れてきた時には、「帰って来たヨ…