Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

映画音楽

サントラ盤『ふたりだけの夜明け』

高校生の頃に観た映画に『ふたりだけの夜明け』というものがありました。この頃は恋愛映画などはあまり観なかったのですが、何しろ地元の映画連盟に加入していたということもあってタダで観られました。そういう訳で上映される映画は片っ端から観ていた時期…

この人の、この1枚 『バド・シャンク(Bud Shank)/風のささやき(Windmills of Your Mind)』

ウェスト・コーストのアルト・サックス/フルート奏者、バド・シャンク(Bud Shank)です。 バド・シャンクは1926年のオハイオ州デイトンの生まれで、1950年頃からスタン・ケントン楽団で演奏していました。 ロック・ミュージシャンとも交流が深く、ハ…

ミシェル・ルグラン 逝く!

昨日、とうとうミシェル・ルグラン(Michel Legrand)が逝ってしまいました。86歳でした。 ミシェル・ルグラン自伝 ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ 作者: ミシェル・ルグラン,ステファン・ルルージュ,濱田高志,高橋明子 出版社/メーカー: …

この人の、この1枚 『ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)/ Parisian Blue』

『シェルブールの雨傘』の本家本元ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)がいよいよ登場です。どのアルバムにしようかなと思いましたが、素朴にトリオ演奏を選びました。他にも「シェルブールの雨傘」を演奏しているアルバムはあるのですが とりあえずこれにし…

この人の、この1枚 『フィル・ウッズ(Phil Woods)/ Images』

アメリカのジャズ・サックス奏者、フィル・ウッズ(Phil Woods)がミシェル・ルグラン(Michel Legrand)と競演したアルバムです。 ここでは「シェルブールの雨傘」は聴けませんが、絶品の「風のささやき」が聴けます。 フィル・ウッズは今更説明の必要もないで…

この人の、この1枚 『バルネ・ウィラン(Barney Wilen)/ French Story with Mal Waldron』

昨日のヤン・ラングレンを書いていて思い出しました。バルネ・ウィラン(Barney Wilen)です。 バルネ・ウィランと言えばあのマイルス・デイヴィスがルイ・マル監督のフランス映画『死刑台のエレベーター』で音楽を担当したときに、地元フランスの若手ジャズミ…

この人の、この1枚 『ヤン・ラングレン(Jan Lundgren)/ Les Parapluies de Cherbourg』

『シェルブールの雨傘』に導かれて知ったヤン・ラングレン(Jan Lundgren)です。 ヤン・ラングレンは1966年生まれのスウェーデンのジャズピアニストです。『シェルブールの雨傘』を探していて知ったジャズマンです。 その彼が、日本のレーベル、マシュマ…

フランシス・レイ 逝く!

昨日、突然訃報が入ってきました。フランスの映画音楽の巨匠、フランシス・レイがとうとう86歳で逝ってしまいました。 青春時代の思い出がいっぱい詰まった数々の映画音楽を残してくれました。このブログでも『懐かしのメロディ 映画音楽編』で何曲か取り…

サントラ盤『Medicine Ball Caravan』

今日の「ロックがいっぱい詰まったサントラ盤」は『Medicine Ball Caravan』です。この映画も観ていません。たぶん日本未公開ではなかったかと思います。 Side A 1.Act Naturally - The Youngbloods 2.Medley: How Blue Can You Get / Just A Little Love - …

サントラ盤『Revolution』

今日の「ロックがいっぱい詰まったサントラ盤」は『Revolution』を取り上げたいと思います。 これもおそらく日本未公開ではなかったでしょうか。映画は観ていません。 Side A 1.Revolution - Mother Earth 2.Codine - Quicksilver Messenger Service 3.Super…

サントラ盤『Steel Yard Blues』

「ロックのいっぱい詰まったサントラ盤」の続きを紹介します。今日紹介するのは、映画は観ていません。おそらく日本未公開ではないかと思います。それなのにレコードだけは持っているという不思議な話です。 まずは『Steel Yard Blues』です。 Side A 1.Swin…

サントラ盤『ラストワルツ』のレコード

『ラストワルツ』、この映画を観てから、はや40年です。時期は夏だったように記憶しています。 友人のS.S君とN.S君と一緒に銀座の映画館で観たのでした。映画館を出てしばらくすると、S.S君が「財布が無い!」と騒ぎだしました。それはたぶん映画館だろう…

サントラ盤『フィルモア 最后のコンサート』

日本では1973年公開の『フィルモア 最后のコンサート』のサントラ盤です。正確に言うとサントラ盤ではないかもしれません。 日本での映画のタイトルは『フィルモア 最后のコンサート』ですが、英語版では『Fillmore: The Last Days』です。さらに、レコ…

サントラ盤『バングラデシュのコンサート』のレコード

今日のロック・コンサートのサントラ盤は『バングラデシュのコンサート(The Concert for Bangla Desh)』です。 このコンサートはビートルズ解散後、ジョージ・ハリソンが企画・主催した1971年のマジソン・スクエア・ガーデンでの『バングラデシュ難民救…

サントラ盤『欲望』&『砂丘』

今日の「ロックが詰まったサントラ盤」はミケランジェロ・アントニオーニの2作品です。 ミケランジェロ・アントニオーニといえば私を難解(私にとって)な映画に引きずり込んだ監督です。そしてその監督の作品の中で最初に見た作品が今日の1本目、『欲望』で…

サントラ盤『イージー・ライダー』&『いちご白書』

「ロックのいっぱい詰まったサントラ盤」を何枚か紹介したいと思います。ロックがいっぱい詰まったといっても、ロックコンサートのドキュメンタリーとかミュージシャンの伝記映画とかではなく、純粋にドラマ映画です。今日はアメリカン・ニューシネマの2本…

『石川セリ/パセリと野の花』と「八月の濡れた砂」

この暑さで急に「八月の濡れた砂」をレコードで聴きたくなって、引っ張り出してきました。 石川セリのファーストアルバム『パセリと野の花』に収録されています。 この曲は1971年公開の日活映画『八月の濡れた砂』の主題歌になっていました。 監督:藤田…

映画『すばらしき映画音楽たち』を観る

今日のキネ旬シアターは『すばらしき映画音楽たち』でした。 監督:マット・シュレーダー 主演:映画音楽関係者たち 制作:アメリカ 2017年公開 この映画は映画音楽の作曲家や監督、さらには心理学者などのインタビューを交えながら、映画音楽の歴史、映…

懐かしのメロディー 「映画音楽」編 3

今日は、懐かしのメロディー「映画音楽」編も3回目になりました。そろそろ終わりにしないといけません。なんとか10曲を厳選したいと思います。それでは。 なお動画がパソコンでは見られますが、スマホ等で見られない場合があるようです。その場合はそのま…

懐かしのメロディー 「映画音楽」編 2

今日は、昨日に引き続き、懐かしのメロディー「映画音楽」編です。どこまで絞れるか悩ましいところです。それでは。 なお動画がパソコンでは見られますが、スマホ等で見られない場合があるようです。その場合はそのまま「YouTubeで見る」をを押していただけ…

懐かしのメロディー 「映画音楽」編

今日は懐かしのメロディの「映画音楽」編です。これもたくさんありそうです。 映画音楽といっても昔と今ではだいぶ趣が違って、60、70年代は映画音楽がヒットチャートの上位に入るというのはザラにあることで、歌無しのテーマ曲でもヒットするのです。ポ…

シェルブールの雨傘

『シェルブールの雨傘』はカトリーヌ・ドヌーブ主演、ジャック・ドゥミ監督、音楽はミシェル・ルグランのフランスの恋愛ミュージカル映画です。ストーリーは戦争によって引き裂かれた若い恋人たちの切ない物語です。この映画は地のセリフが一切なく会話はす…