先日のデイヴ・ホールのCDを見つけましたので早速購入しました。
これは彼にとっての4枚目、1995年の作品です。
1曲を除いて全てオリジナル曲です。その1曲はドン・ニックス(Don Nix)の「Going Down」です。この曲は多くの人が取り上げています。特にブルース系の人。
前回聴いたアルバムよりはブルース色が薄く、ロック色が強いです。相変わらずスライドギター弾きまくりですが、前回のアルバムより12年前ということで、よりブルース色が強いのかと思っていたら肩透かしを食ったような感じです。悪くはありません。
もう1枚見つけたのはこれも先日取り上げたコリン・ジェイムスです。
これは彼にとっての通算9枚目のアルバム、2005年の作品です。
なんと2曲目ではボブ・ディランの「川の流れを見つめて(Watchin' The River Flow)」をブルースアレンジたっぷりで演っています。
またヴァン・モリソン(Van Morrison)の曲を2曲も取り上げています。10枚目のアルバム『A Period Of Transition』に入っている「It Fills You Up」と3枚目のアルバム『Moondance』に入っている「Into The Mystic」です。それとニック・ロウのロックパイル(Rockpile)時代の曲「When I Write The Book」も取り上げています。その他の10曲はオリジナルです。
オープニングはポップな曲でスタート。これまた意外です。私が持っている最新のアルバムが1998年ですから、この間にこのような曲も演るようになったのでしょう。
全体的には完全にロックアルバムです。バラード風もあり、ややブルース調ありといったところです。ブルースロックを期待して購入すると期待外れになるかもしれませんが、私はこういうのも好きなので結構満足しました。ヴァン・モリソンのカバーはヴォーカルの迫力ではかないませんが、しゃがれた声がいい味を出しています。