今回は久しぶりに生きのいいロックンロールバンドを見つけましたので書いてみたいと思います。残念ながら1枚しか買っていないので、このアルバムに限ってということになりますがご容赦願います。
アルバムは『Silver Mountain』です。2007年発表の彼らの3作目です。
このバンドはカート・マーシェキ?(Kurt Marchke,vo,g)が作ったバンドで、この時のメンバーはマシャ(Masha,vo,per)、スペンサー・カルム(Spencer Cullm,g)、トラヴィス・ハレット(E Travis Harrett,ds)、フィル・スカリッチ(Phil Skarich,b)、ロス・ウェスタ―バー(Ross Westerbur,key)、ミッキー・ラファエル(Mickey Raphael,har)です。
カートとマシャの男女混成ヴォーカルです。ロックンロール曲ではまるで70年代のローリング・ストーンズです。一瞬カートの声は誰かに似ているなと思い、なかなか思い出せなかったのですが、やっと思い出しました。J ガイルス・バンドのピーター・ウルフです。声が似ているというより歌い方でしょうか。それもそのはず、両者ともデトロイトのバンドでした。J ガイルス・バンドの影響も少なからずあるのでしょう。
カントリー曲はオーソドックスなカントリーロックです。そういえばストーンズも特にキース・リチャードはグラム・パーソンズとの親交を深め、影響されました。したがって70年代のストーンズにはカントリー調の曲が結構あります。そういったこともあってこのバンドはストーンズによく似ていると言われるのでしょう。マシャの声がが入るとエミール・ハリス風のカントリーになります。アルバムの初めの方がロックンロールで後半に入るとカントリー曲が多くなります。
このバンドは全部で5枚のアルバムを出していますが、残念ながらいまのところこの1枚のみです。これらも見つかりそうもありませんが気長に探しましょう。
最後のアルバムが2013年ですが、その後どうなっているかわかりません。
それでは今日はこの辺で。