今回はオースとラリアで絶大な人気を誇るバンド、ジェットです。これも70年代の匂いがプンプンします。それでもサウンドは今風でカッコいいです。なぜかこういうバンドには食指が動いてしまいます。年のせいでしょうか。
メンバーはニック・セスター(Nicholas John Cester,g,vo)、クリス・セスター(Christopher Cester,ds,vo)のセスター兄弟、キャメロン・マンシー(Cameron Muncey,g,vo)、マーク・ウィルソン(Mark Wilson,b)の4人組です。ヴォーカルが3人という珍しい形態です。
ファーストは2003年発表、『Get Born』です。
ガレージ風のロックンロールでカッコいいです。3曲目までぶっ飛ばしたと思ったら、突然バラード風に。デビューアルバムだというのに心憎い。このデビューアルバムは世界中で350万枚という大ヒットでした。
オーストラリアということでAC/DCの影響もあるのでしょう。ちなみにこのアルバムタイトルはボブ・ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」の歌詞の一節からきているとのことです。
2作目は3年程経って、2006年に『Shine On』をリリースします。
このアルバムも前作同様、ロックンロール満載で申し分ないのですが、前作程の成功は収められなかったようです。3年も経つと忘れられてしまうのでしょうか。このあとバンドは活動休止を宣言します。
そして2008年に活動を再開しとりあえずのラストアルバム『Shaka Rock』は2009年の発表でした。
このアルバムもロックンロール健在で、懲りずにストレートなロックを演奏しています。バラードに目立ったいい曲がないというのが賛否を分けているのでしょうか。私は十分満足していますが。
2012年に正式に解散を発表します。2001年に結成し11年間で3作というのはいかにも少ないですが、それでも中身の濃いアルバムを3枚出しました。とにかくカッコいいロックロール・バンドでした。
最近再結成したようですが詳細はわかりません。
ビートルズあり、ストーンズあり、フーあり、フェイセスありと、こういうアルバムを聴いているとロックって本当にいいなとしみじみ思います。
彼らに似たバンドも随分ありますので、ボチボチ紹介していきたいと思います。
それでは今日はこの辺で。