Flying Skynyrdのブログ

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『マシュー・スイート(Matthew Sweet) 』のカバー集1,2

今日はアメリカのシンガーソングライター、マシュー・スイートが「バングルス」のリード・ヴォーカル、スザンナ・ホフス(Suzanna Hoffs)と組んで2006年と2009年に発表したカバー集を紹介します。

マシュー・スイートは1986年デビューでこれまでに12枚ものソロアルバムを発表しています。

スザンナ・ホフスは女性バンド「バングルス」のリードヴォーカルで1989年までに4枚のアルバムをリリース、その後バンドは活動休止、スザンナはソロに転向し3枚のアルバムをリリースします。2000年にはバンドを再結成し、現在までに2枚のアルバムを発表しています。

 

 

2013年には第3集が出たのですが未購入なので今回は触れません。

マシュー・スイートは天才マルチ・プレイヤーでこのアルバムでもドラム以外はすべて自分で演奏しています。もちろんゲストプレイヤーもいますが。片やかわいらしい声の持ち主、スザンナ・ホフスが絶妙のコンビネーションを披露します。マシューの他のアルバムではほとんどがオリジナルですが、ステージでは昔の歌のカバーもしているそうです。

 

第1集の曲名と原曲は次の通りです。

      1. I See The Rain (The Marmalade)
  2. And Your Bird Can Sing (The Beatles)
  3. It's All Over Now, Baby Blue (Bob Dylan)
  4. Who Knows Where The Time Goes? (Fairport Convention)
  5. Cinnamon Girl (Neil Young And Crazy Horse)
  6. Alone Again Or (Love)
  7. Warmth Of The Sun (The Beach Boys)
  8. Different Drum (The Stone Poneys, featuring Linda Ronstadt)
  9. The Kids Are Alright (The Who)
  11. Everybody Knows This Is Nowhere (Neil Young And Crazy Horse)
  12. Care Of Cell #44 (The Zombies)
  13. Monday Monday (The Mamas And The Papas)
  14. She May Call You Up Tonight (The Left Banke)
  15. Run To Me (The Bee Gees)
 
第2集の曲名と原曲は次の通りです。
 
      1. Sugar Magnolia(Grateful Dead)
  2. Go All The Way(The Raspberries)
  3. Second Hand News(Fleetwood Mac)
  4. Bell Bottom Blues(Derek & The Dominos)
  5. All The Young Dudes(Mott The Hoople)
  6. You're So Vain(Carly Simon)
  7. Here Comes My Girl(Tom Petty And The Hertbreakers)
  8. I've Seen All Good People: Your Move/All Good People(Yes)
  9. Hello It's Me(Todd Rundgren)
  10. Willin'(Little Feat)
  11. Back Of A Car(Big Star)
  12. Couldn't I Just Tell You(Todd Rundgren)
  13. Gimme Some Truth(John Lennon)
  14. Maggie May(Rod Stewart)
  15. Everything I Own(Bread)
  16. Beware Of Darkness(George Harrison)
 
見てください、この選曲の素晴らしさ。ビートルズからディラン、ニール・ヤング、フェアポート・コンベンション、ビーチ・ボーイズ、フー、リンダがいる頃のストーン・ポニーズ、トッド・ラングレン、デレク&ドミノス、モット・ザ・フープル、デッド、カーリー・サイモンリトル・フィートゾンビーズ、ママス&パパス、ビージーズ、ロッド・スチュアート、トム・ペティフリートウッド・マック、ブレッド、マーマレード、ラブ、ベルベッツ、ビッグ・スター、それにビートルズのジョンとジョージ。
 
みんなそれぞれオリジナルを大切にし、変なアレンジをしていないところがいいです。
特に、フェアポートやドミノス、カーリー・サイモンのカバーが素晴らしいです。オリジナル曲が好きだということもありますが、スザンナのヴォーカルがたまらないです。
 
ニール・ヤングの「Cinnamon Girl」、カーリー・サイモンの「You're So Vain」、ドミノスの「Bell Bottom Blues」のビデオです。スザンナはこの時50歳を過ぎていると思うのですが、若いです。
天才マシューについてはまた別途書いてみたいと思います。マシューはデビュー当時の美少年からむさ苦しいオッサンに変身しています。冗談です。
それでは今日はこの辺で。