Flying Skynyrdのブログ

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ハイトーンヴォイス 『ダークネス(The Darkness)』

2003年に彗星のごとく現れ、イギリス中を席巻し、のみならずアメリカでも衝撃を与えたバンド、『ダークネス』です。そのAC/DCばりのド派手な出で立ちとアクションで世間をあっと言わせました。イギリスの首相(当時)ブレアもファンだったというのも有名な話です。

 

メンバーは

ジャスティン・ホーキンス(Justin Hawkins,vo,g,p)

ダン・ホーキンス(Dan Hawkins,g)

フランキー・ポーレイン(Frankie Poullain,b)

エド・グラハム(Ed Graham,ds)

の4人組です。

 

ファーストアルバム『Permission To Land 』は2003年にリリースされます。

曲そのものはまさに70年代ロックンロールです。特異なのはジャスティンのヴォーカルです。ハイトーンヴォイスで押し通します。初めは何だこれは、と思いましたが聴いているうちに慣れてきて、結構病みつきになります。メロディアスな曲は限りなくメロディアスです。ロックンロールはノリノリです。

このアルバムはイギリスだけで160万枚を超える大ヒットアルバムになりました。

 

2005年に精神的不安定に陥ったフランキー・ポーレインを解雇し、リッチー・エドワーズ(Richie Edwards,b)が代わって加入します。

そしてセカンドアルバム『One Way Ticket To Hell...And Back』をリリースします。

個人的にはファーストよりいいのではないかと思っています。ジャスティンのハイト―ンとファルセットも板についてきて、曲もメロディアスな曲が多く、ややポップにはなりましたがいい感じに仕上がっていると思います。クイーンのような雰囲気も出てきています。

 

絶好調を迎えていたと思っていたダークネスですが、2006年にジャスティンが薬物問題を起こし、引責退団してしまいます。これで事実上の解散となってしまいます。

あまりにもあっけない終焉でした。

 

その後2011年に再結成を発表し、2012年にサードアルバム『Hot Cakes』、2015年には4枚目のアルバム『Last of Our Kind』をリリースします。

 

 

サードアルバムの1曲目を聴いた時は、あれれ、おとなしくなったな、という感想でしたが、次第に盛り上がり、ダークネスらしいシャウトが聴かれて安心でした。Radioheadのカバーなどをやっています。

4枚目はオーソドックスなハードロックという感じで、メロディーも美しく、いい出来です。ドラマーのエド・グラハムが脱退、エミリー・ドーラン・デイヴィス(Emily Dolan Davies)がメンバーとして参加しています。女性ドラマーです。凄いです。

 

この後、女性ドラマーが脱退し、代わりにクイーンのロジャー・テイラーの息子ルーファス・テイラー(Rufas Taylor)が加入します。

そして今年5枚目のアルバム『Pinewood Smile 』がリリースされました。残念ながら未購入です。

 

早くあのハイトーンヴォーカルを聴いてみたいです。

 


The Darkness- I Believe In A Thing Called Love

 


One way ticket to hell and back - The Darkness


The Darkness - Dinner Lady Arms

 

それでは今日はこの辺で。