アメリカのプログレッシヴ・メタルの女性ヴォーカリスト『ラナ・レーン(Lana Lane)』です。プログレメタルというよりもシンフォニック・ロックとハードロックを織り交ぜた音楽で日本でも人気を得たシンガーです。
1995年に後に夫となるエリク・ノーランダー(Erik Norlander,key)の協力を得てデビューアルバムをリリースして以降、日本のアヴァロンと契約して順調にアルバムも出し続けています。
そんな中で、日本での編集アルバム『Ballad Collection』を取り上げます。
01.Avalon
02.Athena's Shadow
03.Stardus
04.Through The Fire (Acoustic Version)
05.When Time Stood Still
06.Clouds(1998 Version)
07.Heart Of Dawn(1998 Version)
08.Take A Breath(1998 Version)
09.Across The Universe
10.Avalon Reprise
これは単なる編集盤ではなく、これまで発表してきた楽曲からエリクがバラードを選び新アレンジでリメイク、新曲1曲さらにカバー2曲を加えた完全な新録音源アルバムです。
録音メンバーは2人の他に
ニール・シトロン(Neil Citron,g)
マーク・マクライト(Mark Mccrite,g)
トミー・アマート(Tommy Amato,ds)
ドン・シフ(Don Schiff,b)
その他楽曲ごとに
ノヴィ・ノヴァグ(Novi Novog,viola)
グレッグ・エリス(Greg Ellis,perc)
トニー・フランクリン(Tony Franklin,b)
タリー・ウィンフィールド(Tully Winfield.vo)
が参加しています。
01.はエリクのバンドRocket Scientists が1993年に発表したデビュー作に収められていた曲で、新しくラナが歌っています。ヴィオラが入って幻想的な曲に仕上がっています。
02.は新曲です。マーク・マクライトのアコースティックギターが哀愁を帯びています。ラナの透き通るようなヴォーカルが印象的です。
03.もRocket Scientists時代の曲のリメイクです。ポップな曲です。
04.ラナのデビューアルバムから。ヴィオラをフィーチャーしたちょっと激しい曲。
05.はエレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)のカバー曲。こういう曲を選んでくるところが渋いです。極上のバラードです。
06.はセカンドアルバム『Curious Goods』からの選曲。新録です。
07.もセカンドアルバム『Curious Goods』からの選曲。新録です。
08.もセカンドアルバム『Curious Goods』からの選曲。新録です。
09.はご存じビートルズのカバーです。素直に曲の中に入り込んでいけます。
10.は01のインストナンバーです。
発売が1998年ということで、古い曲ばかりというのは致し方ありませんが、その後この編集盤の第2弾が発売されました。
これまで彼女は9枚のオリジナルアルバムを出しています。もちろんこれらのアルバムではよりハードな一面が聴けます。
ちょっと疲れた時にこういう音楽を聴くと癒されます。いかがなものでしょう。
Across the Universe - Lana Lane (Beatles cover)
Lana lane -Stardust Live Acoustic
それでは今日はこの辺で。