Flying Skynyrdのブログ

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『フィルモア(Fillmore)』のライブアルバム

ロックミュージックのみならずジャズでもクラシックでもライブアルバム、昔でいうとところの実況録音盤というのは欠かせないものですが、ロックのライブアルバムに限ると、ライブ会場として数多く録音されているのが『フィルモア』だと思います。

ということで、昨日はこの記事を書くつもりが、『フィルモア』とその創設者ビル・グラハムのことで一杯になってしまいましたので、今日は改めて『フィルモア』でのライブアルバムを思い出せる限りで紹介したいと思います。以前紹介しているアルバムもありますので詳細は割愛します。

 

フィルモアの奇蹟(The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper)』-アル・クーパー、マイケル・ブルームフィールド

フィルモア・ライブの定番。1968年9月のフィルモア・ウエストでの録音。エルビン・ビショップやサンタナポール・サイモンも参加。

なお、この年の12月にフィルモア・イーストでバックのメンバーを替えてコンサートを開いています。長い間発売されませんでしたが、2003年にCDによってようやく日の目を見ました。まだ無名のジョニー・ウィンターがゲスト参加しています。

フィルモア・イーストの奇蹟(Fillmore East: The Lost Concert Tapes 12/13/68)』

 

フィルモア・イースト・ライヴ(At Fillmore East)』/オールマン・ブラザース・バンド(The Allman Brothers Band)

言わずと知れたオールマンの永久の名盤。1971年、フィルモア・イーストでの録音。続いてリリスされた『イート・ア・ピーチ(Eat A Peach)』にも続きのライブが一部収録されています。

さらにさらに、この『フィルモア・イースト・ライブ』はCD時代に入ると続々とデラックス盤が発売され、最近ではCD6枚組まで出されました。凄いの一言です。

  

 

『マッドドッグス&イングリッシュメン』/ ジョー・コッカー

 

1970年、フィルモア・イーストでの録音。これも後にCDでデラックスエディションとして2枚組で発売されました。

 

『4ウェイ・ストリート(4 Way Street)』/クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSN & Y)

1970年、フィルモア・イーストでの録音。CDでは4曲追加されて発売されています。

 

『クリームの素晴らしき世界(Wheels of Fire)』/クリーム(Cream)

2枚組のうち1枚がライブです。その内の1曲がフィルモア・ウエストでの録音です。他は同じビル・グラハム経営のウィンターランド・ボールルームです。

また『ライブ・クリーム』にもフィルモア・ウエストでの音源が1曲含まれています。

 

マイルス・デイヴィス・アット・フィルモア(At  Fillmore)』マイルス・デイヴィス

1970年、フィルモア・イーストでの録音。この年『ビッチェス・ブリュー』のヒットでジャズ・ファンクに傾倒した時期の録音で、ロックの殿堂にビル・グラハムがジャズ界のリーダーを迎えた画期的な出来事でした。

  

『イン・コンサート』デレク&ザ・ドミノス

1970年、フィルモア・イーストでの録音。発売は何故か1973年でした。デュアン・オールマンはいません。1994年には5曲を追加してCDで発売されました。

 

『Golden Filth』ザ・ファッグス(The Fugs)

1968年、フィルモア・イーストでの録音。ファッグスとしては7枚目のアルバム。現代詩人が3人集まって作ったグループ。アヴァンギャルドなバンド。

 

フィルモア・ライブ '71(Fillmore East: June 1971)』フランク・ザッパ、マザーズ

1971年、フィルモア・イーストでの録音。この時のバンド名義は単純に『ザ・マザーズ』です。元々は『ザ・マザーズ・オブ・インベンション』でしたが、時によって変わるようです。もっともザッパにとってはどうでもいいことなのかもしれません。バンド名義とソロ名義が交互に出てきたりしていた時期です。

 

バンド・オブ・ジプシーズジミ・ヘンドリックス

1969年大晦日から70年元旦にかけてのフィルモア・イーストでの録音。これもボーナストラック付きでCDが発売されています。またDVDも出ています。さらに2枚組CD『Live at the Fillmore Eastとしても発売されています。

 

悪の華(Flowers Of Evil)』マウンテン

これはレコードの片面がライブです。1970年、フィルモア・イーストでの録音です。

 

『パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモアハンブル・パイ

1971年、フィルモア・イーストでの録音。このレコードが発売されたときにはピーター・フランプトンは脱退していました。録音時にはまだいました。

 

『ライブ』ジョニー・ウィンター・アンド

2か所でのライブ音源を組み合わせたもの。1か所はフィルモア・イーストです。その時のライブ音源と思われるものが2010年に『Live at the Fillmore East 10/3/70』として発売されました。

 

ちょっと先が見えなくなってきました。こんなに長くなるとは思っていませんでした。

続きは次回に回します。失礼しました。

 


Mike Bloomfield & Al Kooper - That's All Right [HQ Audio] The Live Adventures Of, 1968


The Allman Brothers Band - Statesboro Blues ( At Fillmore East, 1971 )


Derek & The Dominoes - Have You Ever Loved A Woman - Fillmore Double Night 10/23-24/1970


Jimi Hendrix - Power of Soul (Jimi Hendrix: Machine Gun: Fillmore East 12/31/1969) [Audio]


CSNY - Southern Man - 1970 @ Fillmore East

 

それでは今日はこの辺で。