Flying Skynyrdのブログ

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忘れていた1枚 『マグノリア・エレクトリック・カンパニ―(Magnolia Electric Co. )』

例のごとく我が家のCD棚を探していると、マグノリア・エレクトリック・カンパニ―(Magnolia Electric Co. )』というバンド名のCDが出て来ました。はて?一瞬悩みました。いつ買ったのだろうかと。

タイトルはWhat Comes After the Bluesです。まあとりあえず聴いてみようということになり、CDデッキへ。

 

1.The Dark Don't Hide I

2.The Night Shift Lullaby

3.Leave the City

4.Hard to Love a Man

5.Give Something Else Away Every Day

6.Northstar Blues

7.Hammer Down

8.I Can Not Have Seen the Light

 

ジェイソン・モリーナ(Jason Molina ,g, vo)

ジェニー・ベンフォード(Jennie Benford, g, vo)

マイク・バーナー(Mike Brenner,steel g)

ジム・グラボウスキー(Jim Grabowski, p, mellotron)

ジェイソン・グロス(Jason Groth,g,vo)

マイケル・カピナス(Michael Kapinus, wurlitzer,p,trumpet,vo)

ダン・マクアダム(Dan MacAdam,violin)

マイク・ライス(Mark Rice,ds)

ピート・シュライナ(Pete Schreiner,b)

 

プロデュースはスティーヴ・アルビニ(Steve Albini)です。

 

曲は02を除きジェイソン・モリーナの曲です。02は紅一点ジェニー・ベンフォードの曲でリードヴォーカルも彼女です。他のリードヴォーカルはジェイソン・モリーナです。

 

1曲目のイントロから引きずり込まれました。まさに70年代のニール・ヤングの再来です。ザクザクのギターで始まり、声も若干似ています。02はジェニー・ベンフォードのカントリーロックです。

 

調べるとジェイソン・モリーナはオハイオ州生まれのシンガーソングライターです。ロウ・ティーンの頃はパンクバンドのメンバーだったようで、大学進学と同時に本格的に音楽活動に着手し、ソングス:オハイア(Songs:Ohia)と名乗るようになります。そして立て続けにアルバムをリリースし、ソングス:オハイアとしての最後のアルバム名が『Magnolia Electric Co.』だったのです。

そして今度はそのアルバム名をバンド名にしてバンドとして活動を始めました。バンドとしてこれまた立て続けに5枚のアルバムを出しました。この『What Comes After the Blues』はファーストライブに続くセカンドアルバムです。

そしてジェイソン・モリーナは2013年に39歳の若さで亡くなります。アルコールが原因らしいです。生き急いだのでしょうか。

ジェイソンの歌は鉄鋼の街に生まれた彼らしく労働者や放浪者としての視点からの歌が多く、とても分かり易いです。カントリーともフォークともロックともジャンル分け出来ない独特の世界です。

 

どうして今まで聴いていなかったのかと思い起こすと、このアルバムが出たのが2005年です。おそらくニール・ヤングに似たSSWということで、買ったのでしょうが、忙しくて聴かないまま埋もれてしまったのでしょう。そういうCD、レコードは結構ありますので。

今回これを聴いて、一発で気に入り、早速他のCDを探しました。ちょうど安価でソングス:オハイアの『Magnolia Electric Co.』がありましたので早速取り寄せました。

こちらはバンドではありませんが、先のメンバーも参加しており、これを最後にバンドとしてやって行こうという意志が感じられます。

他のCDやソロアルバムはなかなか入手困難のようです。

それにしても早すぎた死でした。今頃何を言っているんだと叱られそうですが。

 


The Dark Don't Hide It MAGNOLIA ELECTRIC CO 2005 HD LP


Leave the City — Magnolia Electric Co

 

それでは今日はこの辺で。