何とも単純なバンド名のザ・ブルース・バンド(The Blues Band)は1979年にマンフレッド・マン(Mnfred mann)にいたポール・ジョーンズ(Paul Jones,vo,harp)とトム・マクギネス(Tom McGuinness,g,b)、それにジョン・ダマー・ブルースバンド(John Dummer Blues Band)のデイヴ・ケリー(Dave Kelly,vo,g)、さらにジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ(John Mayall & The Blues Breakers)にいたヒューイ・フリント( Hughie Flint,ds)、それとゲイリー・フレッチャー(Gary Flecher,b)を加えてイギリスで結成されました。
彼らは1979年にファーストアルバム『The Official Blues Band Bootleg Album』を制作しますがレコード会社が付かず、自主制作盤で3000枚制作しました。
その後このアルバムが評判を呼び、アリスタとの契約を結び再発売されています。
翌年にはセカンドアルバム『Ready』、また翌年の1981年にはサードアルバム『Itchy Feet』が発表されます。
ここでヒューイ・フリントが脱退し、代わりにファミリー(Family)にいたロブ・タウンゼント(Rob Townsent,ds)が加入し、4枚目のアルバム『Brand Loyaity』がリリースされます。
Side A
1.Seemed Like A Good Idea (At The Time)
2.Rolling Log
3.I Want To Be Loved
4.Might As Well Be Me
5.What Do You Want
6.Big Fine Girl
Side B
1.Sure Feels Good
2.Little Baby
3.Grits Ain’t Groceries
4.Funny Money
5.Take Me Home
6.OO OO-EE
プロデュースはブルース・バンドとリチャード・ドッド(Richard Dod)です。
A-3とB-2がウィリー・ディクソン、A-6がジミー・ウィザースプーン、A-2がトラディショナル、その他はバンドのオリジナルです。
全編、ブルース、ブギ、ロックンロール、R&Bのオンパレードです。
彼らのアルバムはファーストからこのアルバムまで基本は全く同じです。ですのでどのアルバムを選んでもよかったのですが、ジャケットが一番気に入っていたのでこれにしました。
4枚の中ではこのアルバムが一番R&B色が強いかもしれません。
バンドはこの後ライブアルバムを出して、1983年に一旦解散します。
その後1986年に4枚目のアルバムのメンバーで再結集して、現在まで活動を続けています。
アルバムの数も相当数に上ります。
初期のアルバムもCD化されています。それぞれボーナストラックが入ってお得でしょう。2イン1も発売されています。
再結成以後のアルバムでは2枚ほど購入しました。2002年と2003年の作品です。R&B色は相変わらず強いもののブルースもしっかりやっています。
ブルース好きだけが集まって、趣味をやり通しているようで楽しそうです。
メンバーも変えずに息が長いバンドで嬉しい限りです。
The Blues Band - Seemed Like A Good Idea (At The Time)
Blues Band - Brand Loyalty - Rolling Log
それでは今日はこの辺で。