ブレットボーイズ(Bulletboys)は1986年にロサンゼルスで結成されたアメリカン・ハードロック・バンドです。
メンバーはマーク・トリエン(Marq Torien,vo)、ミック・スウェダ(Mick Sweda,g,vo)、ロニー・ヴェンセント(Lonnie Vencent,b,vo)、ジミー・ドアンダ(Jimmy D'Anda,ds)の4人で結成されました。
マーク・トリエンは元々はギタリストでオジー・オズボーンのバンドやラット(Ratt)にも在籍していたことがあります。黒人音楽にも馴染み深い人です。
ミック・スウェダはカーマイン・アピスが結成したキング・コブラ(King Kobra)に加入していました。
ロニー・ヴィンセントはCCRのジョン・フォガティに憧れてギタリストを目指しますが、周りにギタリストが溢れていたためにベーシストに転向。クラブなどで演奏を重ねていました。
そして一時期マークとロニーが揃ってキング・コブラに加入、ミックと出会います。
この3人があるパーティでジミー・ドアンダに出会いジャムったところ意気投合し、それがバンド結成へと発展していったようです。
そしてドゥービー・ブラザースやヴァン・ヘイレンでおなじみのワーナー・ブラザースのプロデューサー、テッド・テンプルマン(Ted Templeman)に見いだされ、デビューアルバム『Bulletboys』をリリースすることになりました。1988年でした。
01.Hard As A Rock
02.Smooth Up In Ya
03.Owed To Joe
04.Shoot The Preacher Down
05.For The Love Of Money
06.Kissin' Kitty
07.Hell On My Heels
08.Crank Me Up
09.Badlands
10.F#9
プロデュースはテッド・テンプルマン(Ted Templeman)です。
「For The Love Of Money」はO'Jaysのカバーです。ちっとも黒っぽさを感じません。このあたりがマーク・トリエンの黒人音楽のアレンジの上手さでしょうか。
全編アメリカンハードです。小気味よいサウンドが続きます。ヴァン・ヘイレン路線を狙ったのでしょう。
このアルバムは全米34位まで上昇しました。シングルも02,05の2曲がヒットしました。
この後、1993年までにテッド・テンプルマンのプロデュースで2枚のアルバムをリリスします。メンバーも変わりませんでした。アルバムは『Freakshow』と『Za-Za』です。
ところが、このあとメンバーチェンジが激しくなり、結局マーク・トリエンが一人でバンドを引っ張る形で今日まで続いています。
個人的にはこの1作目が一番気に入っています。
なお、アルバム『Freakshow』のジャケットが面白いので載せてみます。ジャケットがポスターのようになっています。不気味です。
Bulletboys - For The Love Of Money (Video)
それでは今日はこの辺で。