今日の「ロックがいっぱい詰まったサントラ盤」は『Medicine Ball Caravan』です。この映画も観ていません。たぶん日本未公開ではなかったかと思います。
Side A
1.Act Naturally - The Youngbloods
2.Medley: How Blue Can You Get / Just A Little Love - B.B.King
3.Medley: Louisiana Man / Battle Of New Orleans / Orange Blossom Special - Doug Kershaw
4.Hippie From Olema - The Youngbloods
5.Dreambo - Sal Valentino
Side B
1.Black Juju - Alice Kooper
2.Medley: Freakout - Stoneground
3.It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry - Stoneground
4.Free The People - Delaney & Bonnie
A-1とA-4はジェシ・コリン・ヤング率いるヤングブラッズです。スタジオ録音です。
A-2はB.B.キングのメドレー。ここに入ってくるのが不思議です。これはライブ音源です。
A-3はフィドル・プレイヤーのダグ・カーショウのメドレー。ライブ音源。
A-5はサル・バレンティノ。ボー・ブラメルズの元メンバー。この時はストーングラウンド在籍中です。このあたりは以前書いています。スタジオ録音。
B-1はこのレコードでも話題の中心であろうアリス・クーパー。アリス・クーパーはやっぱり凄い!
B-2,3はそのストーングラウンド。なんとボブ・ディランをカバーしています。
B-4はこれも話題の一つ、デラニー&ボニーです。クラプトンのツアーに参加した後だったのでしょうか。
これもただ単に演奏者に惹かれて買ったのだと思います。情報が無い時代というのは、それはそれなりに楽しかったかもしれません。
映画は70年から71年にかけて、全米各地を、総勢154名でバス・トラック連帯ツアーを敢行した際のドキュメンタリーです。
監督:フランソワ・レシャンバック
制作:1971年 アメリカ
若かりし頃のマーティン・スコセッシがアソシエート・プロデューサーを務めたようです。
『ウッドストック』の成功を見て、その2番煎じを狙った企画でしたが、どうやら大失敗だったようです。詳細の程は分かりません。
また、ある筋によると、このツーはイギリスでも行われ、ピンク・フロイドやフェイセス、モット・ザ・フープル、エドガー・ブロートン・バンドなども出演していたようです。真偽のほどは判りません。
このツアーがどういうものだったのかが、全くわからないので、どうしてこのような選曲になったのかも分かりません。カントリーの後に突然ブルースが出てきたりと、ちょっとまとまりがありません。サントラ盤だから致し方ありませんが。せめて映画を観ていれば納得できるのでしょうが。
これまたCD化 されています。驚きです。
Hippie From Olema #5 -- Youngbloods
B.B. King - How Blue Can You Get / Just a Little Love ( Medicine Ball Caravan 1970 )
Sal Valentino in Medicine Ball Caravan
Alice Cooper from Medicine Ball Caravan-Black Juju.
それでは今日はこの辺で。