先日ちょっと書いたように2017年にシェルビー・リン(Shelby Lynne)とアリソン・ムーラー(Allison Moorer)の姉妹による初のオフィシャル・アルバムがリリースされました。今日それを紹介します。大変な過去を背負った二人の素晴らしいアルバムです。
アルバムタイトルは『Not Dark Yet』です。
01.My List
02.Every Time You Leave
03.Not Dark Yet
04.What's Happened to Blue Eyes
05.Lungs
06.The Color of a Cloudy Day
07.Silver Wings
08.Into My Arms
09.Lithium
10.Is It Too Much
パーソナルは
Shelby Lynne – lead vocals, harmony vocals, acoustic guitar
Allison Moorer – lead vocals, harmony vocals, acoustic guitar, piano
Ben Peeler – electric guitar, pedal steel guitar
Doug Pettibone – acoustic guitar, electric guitar
Taras Prodaniuk – bass
Benmont Tench – keyboard, organ, piano, wurlitzer
Teddy Thompson – producer, bass, drums, acoustic guitar, background vocals
Erik Deutsch – organ, piano
Don Heffington – drums, percussion
Michael Jerome – drums, percussion
プロデュースはテディ・トンプソン(Teddy Thompson)です。
01はキラーズ(The Killers)のアルバム『Sam's Town』からの曲。
02はカントリーのルーヴィン・ブラザーズ(The Louvin Brothers)の曲。
03はご存じボブ・ディラン(Bob Dylan)のアルバム『Time Out of Mind』からの曲。本アルバムのタイトルにもなっています。実に味わい深いです。
04は女性カントリーシンガー、ジェシ―・コルター(Jessi Colter)の曲。
05はカントリー系のシンガー・ソングライターのタウンズ・ヴァン・ザント(Townes Van Zandt)の曲。
06はドライヴ・バイ・トラッカーズ(Drive-By Truckers)のジェイソン・イザベル(Jason Isbell)の曲。
07はカントリー・シンガーのマール・ハガード(Merle Haggard)の曲。
08はニック・ケイヴ(Nick Cave)の曲でアルバム『The Boatman's Call』に収録されています。
09はご存じニルヴァーナ(Nirvana)の曲。アルバム『Nevermind』に収録。
10はようやく二人のオリジナルです。美しいメロディーが印象的です。
このアルバムはビルボードのフォーク部門で8位、カントリー部門で39位になりました。
カントリーフレイヴァ―溢れる曲もありますが、様々なジャンルの曲が二人のしんみりとしたデュエットでとても心地く聴けます。
思春期、青春期に受けた大きなショック、試練を乗り越えて、それぞれに音楽界で活躍し、ライヴでは共演していますが、こうして二人で初のデュエット・アルバムをリリースするなんて感慨深いものが有るでしょうね。
Not Dark Yet (Live At Electric Lady Studios) - Shelby Lynne & Allison Moorer
Is It Too Much - Shelby Lynne & Allison Moorer
それでは今日はこの辺で。