ポコ(Poco)の新旧のライヴ盤を入手しました。旧の方は1971年のライヴ。新の方は新と言っても2004年ですからそんなに新しくはありません。しかし両者の間には30年以上の間隔があります。
それではまず旧い方から。
『Live at Columbia Studios, Hollwood 9/30/71』
01.Guess You Made It
02.A Man Like Me
03.Ol' Forgiver
04.Hear That Music
05.Hurry Up
06.You Are the One
07.Bad Weather
08.Medley: Hard Luck/Child's Claim to Fame/Pickin' Up the Pieces
09.Hoe Down
10.What a Day
11.Railroad Days
12.What If I Should Say I Love You
13.ust for Me and You
14.C'mon
メンバーは
リッチー・ヒューレイ(Richie Furay - guitar, vocals)
ティ モシー・B・シュミット(Timothy B. Schmit - bass,vocals)
ジョージ・グランサム(George Grantham - drums, vocals)
ラスティ・ヤング(Rusty Young - steel guitar, banjo, dobro, guitar, vocals)
ポール・コットン(Paul Cotton - guitar, vocals)
ジム・メッシーナ(Jim Messina)はいませんが 、代わりにポール・コットンが加入してほぼ最強メンバーになった頃のライブです。ハリウッドにあるコロンビア・スタジオでの録音。
この1年前に彼らのサードアルバムでライヴ盤だった『Deliverin' 』が録音されています。ここにはジム・メッシーナもまだ在籍していました。ダブった曲もありますが、この年に発表される4枚目のアルバム『From The Inside』から6曲も取り上げられています。これはこのライヴがアルバム『From The Inside』のプロモーション用のスタジオライヴだからでしょう。関係者だけが入ったスタジオでのライヴなので観客は静かなものです。ノリノリのカントリー・ロックンロールです。
やはりリッチー在籍のポコが好きですね。音はクリアーさは少々欠けますが、全然悪くありません。
続いて新のほうです。
『Keeping the Legend Alive』
01.Where Did The Time Go/Keep On Tryin'/Crazy Love
02.Pickin' Up The Pieces
03.Bad Weather
04.Call It Love
05.Let's Dance
06.Magnolia
07.You'd Better Think Twice
08.Spellbound
09.Indian Summer
10.Kind Woman
11.Rose Of Cimarron
12.Ride The Country
13.Good Feelin' To Know
14.Heart Of The Night
メンバーは
ポール・コットン(Paul Cotton - guitar, vocals)
ラスティ・ヤング(Rusty Young - steel guitar, banjo, dobro, guitar, vocals)
ジョージ・グランサム(George Grantham - drums, vocals)
ジャック・サンドラッド(Jack Sundrud - bass, vocals)
スペシャル・ゲスト
リッチー・ヒューレイ(Richie Furay - guitar, vocals)
バックミュージシャン
トニー・ハーレル(Tony Harrell - keyboards, accordion (on Bad Weather))
フィル・ケンジー(Phil Kenzie – saxophone)
こちらの方は2004年5月20日、ナッシュビルのBelcourt Theatreでのライヴ音源です。DVDも付いています。
この時にはリッチー・ヒューレイがゲスト参加しています。リッチーもかつてのような高い声は出ていませんが、存在感があります。「Kind Woma」や「Pickin' Up The Pieces」、「Good Feelin' To Know」などかつての名曲を披露しています。
DVDを観ると、初めはメンバーの見分けがつきませんでした。ラスティもポールもジョージもかつての面影がありません。しばらくすると判別がつきましたが、驚きました。みんなさすがに年を重ねただけあります。
アメリカの観客のあたたかさにも驚きます。1曲終わるごとにスタンディング・オベーションです。老若男女問わず拍手が鳴りやみません。レジェンドに対する敬意の現れでしょう。
ポコはリッチーが1973年に去った後もメンバーチェンジを繰り返しながらいまだに頑張っています。ラスティ・ヤングが設立当初から一貫してバンドを牽引してきました。途中ジム・メッシーナ、リッチー・ヒューレイ、ランディ・マイズナーらも出たり入ったりしていましたが、現在のオリジナルメンバーはラスティだけです。1968年の結成ですから最早50年を超えました。凄いことです。
まだまだ頑張ってくれるでしょう。
Poco - Indian Summer (Live-HQ)
Poco - Heart Of The Night (Live-HQ)
それでは今日はこの辺で。