カナダのミュージシャン達によるニール・ヤング(Neil Young)に捧げるアルバムが1994年にリリースされました。カナダの大先輩にあたるニールに対して敬意を表したものかもしれません。
当時、ほとんどが知らないミュージシャンでした。知っていたのは5組ぐらいでした。どうしようか迷いましたが、知らない人達を聴くのもいいかと思い、買ってしまいました。今でもその他のミュージシャンの名前は聞きませんね。あるいは私が無知なのでしょうか。今ではAmazonでも売っていません。この後VOL.2が発売されましたが、さすがに見送りました。今思えば買っておけばよかったかな、などと思っています。
だいぶ昔のアルバムですが紹介します。
『Borrowed Tune:A Tribute To Neil Young』
Disc 1
01.Intro –Colin Linden
02.Tell Me Why –Hemingway Corner
03.Birds –Jann Arden
04.Pocahontas –Crash Vegas
05.Heart Of Gold –Lawrence Gowan
06.Human Highway –Jim Witter And Cassandra Vasik
07.Harvest –The Jeff Healey Band
08.Nowadays Clancy Can't Even Sing –The Breits
09.Helpless –Lori Yates
10.Only Love Can Break Your Heart –The Waltons
11.Don't Let It Bring You Down –Amanda Marshall
12.Comes A Time –Prescott / Brown
13.Pardon My Heart –Malcolm Burn
14.Old Man –Rose Chronicles
15.Tired Eyes –Cowboy Junkies
16.Everybody Knows This Is Nowhere –Rheostatics/The Bourbon Tabernacle Choir
017.Transformer Man –David Wilcox
018.Thrasher –Stephen Fearing
019.Borrowed Tune –Marc Jordan
Disc 2
01.Mr. Soul –Skydiggers
02.Like A Hurricane –Barney Bentall And The Legendary Hearts
03.The Needle And The Damage Done –Our Lady Peace
04.F*!#in' Up –Junkhouse
05.I've Been Waiting For You –Blue Rodeo
06.When You Dance I Can Really Love –Big Sugar
07.Tonight's The Night –Colin Linden
08.Albuquerque –Treble Charger
09.Cortez The Killer –54-40
10.Burned –Chocolatey
11.Coupe De Ville –The Philosopher Kings
12.Look Out For My Love –hHead
13.Cinnamon Girl –Andy Curran
14.Down By The River –Wild T & The Spirit
15.The Loner –Randy Bachman
16.Southern Man –Mystery Machine
17.Prisoners Of Rock'N'Roll –Art Bergmann & One Free Fall
全曲書くのも大変なので、気になった曲を紹介します。
Disc 1-3は女性歌手ジャン・アーデンによる「Birds」。この人についてはよくわかりませんが、カナダでは有名な歌手らしいです。すでにアルバムも何枚も出しています。しっとり女性らしく歌い上げています。この曲が合っています。
Disc 1-4のCrash Vegasは以前紹介したブルー・ロデオのメンバーGreg Keelorが作ったバンドです。
Disc 1-7は以前にも紹介したブルースのジェフ・ヒーリーです。この選曲は意外でした。素朴に歌っています。こんなところでお目にかかるとは意外でした。
Disc 1-9は女性カントリーシンガー。カナダではそこそこ人気らしいです。この「ヘルプレス」はオリジナルに忠実です。カントリーシンガーらしい歌い方です。
Disc 1-10はフォーク・バンド、ウォルトンズ。なんとも爽やかに仕上げました。
Disc 1-11はアマンダ・マーシャル。カナダを代表する女性シンガーということですが、知りませんでした。迫力ある唱法で、この曲のイメージに合わないような気がします。
Disc 1-13のマルコム・バーンはプロデューサーとしても活躍しており、チャーリー・セクストンやエミルー・ハリスなども手掛けています。また先ほどのクラッシュ・べガスやブルー・ロデオもプロデュースしています。この楽曲はいただけません。
Disc 1-15は以前紹介したカウボーイ・ジャンキーズ。ここでも静かに静かに。
Disc 1-19は知名度ではこの中でも1、2を争うでしょう。マーク・ジョーダンです。初め別人かと思いましたが、彼はアメリカ生まれですが、父親がカナダ人のシンガーソングライターでカナダで育ちました。セッション・ミュージシャンとしても有名です。彼も70歳になりました。
Disc 2-2はバーニー・ベントールによる「ライク・ア・ハリケーン」。バーニーはレジェンダリー・ハーツを率いる80年代から活躍しているシンガー・ソングライターです。う~ん、ニールと比較してしまいます。
Disc 2-5はブルー・ロデオです。この暗さがいいですね。後半の盛り上がりが素晴らしい。
Disc 2-6はビッグ・シュガーです。ブルースロック・バンドです。ニールばりのヴォーカルとワウワウギターがいいです。
Disc 2-7はコリン・リンデンによる「トゥナイツ・ザ・ナイト」です。コリンはキャリの長いギタリスト兼シンガーです。ブルース・コバーン、ザ・バンドやコリン・ジェイムス、ケブ・モなどのブルースマンなど多くのミュージシャンと共演しています。
Disc 2-9はカナダでも人気のオルタナバンド54-40です。楽曲は名曲「コルテス・ザ・キラー」です。ライヴ音源です。オリジナルに近いアレンジです。
Disk 2-14はワイルド T & ザ・スピリットです。このバンドもソウルブルースロック・バンドです。曲は名曲「ダウン・バイ・ザ・リバー」。ソウルフルなアレンジです。
Disc 2-15は驚くなかれ、ゲス・フー、バックマン・ターナー・オーヴァー・ドライヴのランディ・バックマンです。75歳になりました。元気いっぱいです。
Disc 2-16はミステリー・マシーンです。4人組です。アルバムも4枚ほどリリースしています。楽曲はこれまた名曲の「サザン・マン」です。ちょっとがっかりです。
このアルバムのお陰で今まで知らなかったミュージシャンを多く知ることが出来ました。何組かは気に入ったアーティストが出来ました。そういう意味では拾い物でした。
Tired Eyes - Cowboy Junkies.wmv
それでは今日はこの辺で。