Flying Skynyrdのブログ

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聴き比べ バニーズの『愛のリメンバー』と『太陽野郎』

今日の「聴き比べ」は『愛のリメンバー』です。

「聴き比べ」といってもセルフです。

この曲は1967年の寺内タケシとバニーズの曲です。バニーズは1966年に寺内タケシがブルージーンズを一時抜けて結成したグループです。

メンバーには黒沢年男の弟、後のひろし&キーボーの黒沢博、それに荻野達鈴木義之、後に俳優に転向した大石悟朗なども在籍していました。

バニーズは寺内タケシの名前が先行する形で、「レッツゴー運命」などのヒット・アルバムを出し、シングルもヒットしました。

そして1967年にこの曲がリリースされました。歌謡曲化するグループサウンズでしたが、この曲もご多分に漏れず歌謡曲っぽいですが、それにしてもカッコいいのです。スピーディーでノリがよく、しかも哀愁たっぷりで子供ながらにも惚れ惚れしたことを憶えています。

 

バニーズはその後、寺内タケシが抜けて、ブルージーンズに復帰。バニーズは荻野達也が引き継ぎました。

 

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愛のリメンバー

作詞・作曲:鈴木義之

 

二人の愛の言葉 二人のちぎりを

今一人で思い出す僕

君が去った あのリメンバー

 

光る波の打ち寄せる 夕暮れの海辺

君の震えるくちびるに 愛を求め

寄せる波に燃える二人

砂にしるした愛の思い出

 

一つの青い影が 二つに分かれる

誓った恋はどこへ行ったのか

僕の胸に愛のリメンバー


寺内タケシとバニーズThe Bunnys/愛のリメンバーAi No Remember (1967年)

 

この曲をカバーしている人はいないかと探しましたがさすがにいませんでした。

 

そこでメンバーの黒沢と鈴木が後年、ライブ演奏をした時の映像を乗せたいと思います。

鈴木義之は2012年肝臓がんで亡くなっています。65歳です。その2年前に寺内タケシとブルージーンズのライブに参加したときの映像があります。鈴木は感極まって泣いていました。ひょっとして自分の死期を感じていたのかも、などと思ったりしてしまいます。


愛のリメンバー/ 鈴木義之・黒沢博(バニーズ)


愛のリメンバー 鈴木義之

 

バニーズにはもう1曲忘れられない曲があります。夏木陽介のテレビドラマ『太陽野郎』の主題歌です。これもいい曲でした。

 

太陽野郎

作詞:岩谷時子

作曲:いずみたく

 

さびしくなると なぜかなつかしい

お前は空を降りた 太陽野郎

イエ イエ イエ いつも熱いその胸は

イエ イエ イエ 誰のために燃えるのさ

両手に夢と望み ぶらさげて

幸せまいて歩く 太陽野郎

 

かなしくなると なぜか想い出す

お前は愛を運ぶ 太陽野郎

イエ イエ イエ いつも甘いその歌は

イエ イエ イエ 誰のために歌うのさ

両手に夢と望み ぶらさげて

幸せまいて歩く 太陽野郎

太陽野郎 太陽野郎 太陽野郎…

 


寺内タケシとバニーズTakeshi Terauchi & The Bunnys/太陽野郎Taiyou Yarou (1967年)

大石悟朗も参加しての演奏です。寺内御大も元気いっぱいです。


寺内タケシとバニーズ ♪太陽野郎

 

いい時代でした。

 

それでは今日はこの辺で。