今朝、パソコンを開いたらとんでもないニュースが飛び込んできました。７月２５日、ピーター・グリーン(Peter Green)が亡くなったというのです。７３歳でした。安らかな最期だったようです。白人ブルース・ギタリストの最高峰でした。
ピーター・グリーンと言えば１９６６年、エリック・クラプトンの後任としてジョン・メイオール＆ブルースブレイカーズ(John Mayall & The Bluesbreakers)に加入、たった１枚のレコーディングで脱退し、フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)を結成しました。このバンドはイギリスの３大ブルース・ロック・バンドと言われるほどの人気を誇りました。シングル「アルバトロス」は全英1位を記録しました。
しかし、１９７０年にはＬＳＤの大量使用によりバンドを解雇されます。その後は統合失調症の診断を受け精神病院で療養することになりました。その後も不遇の時代を過ごしました。７０年代後半にはソロ活動で復帰しました。何枚かのソロアルバムをリリースします。
１９９７年にはコージー・パウエル(Cozy Powell)やナイジェル・ワトソン(Nigel Watson)、ニール・マレー(Neil Murray)等とスプリンター・グループ(Peter Green Sprinter Group)を結成し２００４年まで活動しました。その後はピーター・グリーン＆フレンズとしてもツアー活動をしていました。
ピーター・グリーンは多くのギタリストの目標となるギタリストでした。ゲイリー・ムーア、エアロスミスのジョー・ペリー、ウィッシュボーン・アッシュのアンディ・パウエルなどが強く影響を受けたと話しています。
まだ７３歳でした。まだまだ元気なギタープレイを観たかったです。やはり若いころの無理が祟ったのでしょうか。あまりにも突然なのでただただ驚いています。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。合掌。
いずれ機会があればブルースブレイカーズやフリートウッド・マックの特集をやってみたいと思います。
Fleetwood Mac Peter Green - Black Magic Woman (Live Boston Tea Party) 1970
Peter Green - The Stumble (Live)
PETER GREEN - I'm Going Down (In memory of Peter Allen Greenbaum)
それでは今日はこの辺で。
