今日の「この人の、この1枚」はスタイル・カウンシル(The Style Council)の『カフェ・ブリュ(Cafe Bleu)』です。
ポール・ウェラー(Paul Weller)がザ・ジャム(The Jam)をあっさりと解散し、新たに作ったバンドがスタイル・カウンシルです。
ザ・ジャムというバンドそのものには大した興味もありませんでしたが、ポール・ウェラーという人物には興味がありました。
1984年に彼らの実質的なファースト・アルバム(その前にミニアルバムをリリースしていた)『カフェ・ブリュ(Cafe Bleu)』がリリースされたので早速購入しました。
Side A
1.Mick's Blessings
2.The Whole Point of No Return
3.Me Ship Came In
4.Blue Café
5.The Paris Match
6.My Ever Changing Mood
7.Dropping Bombs on the Whitehouse
Side B
1.A Gospel
2.Strength of Your Nature
3.You're the Best Thing
4.Here's One That Got Away
5.Headstart for Happiness
6.Council Meetin
メンバーは基本は2人です。
ポール・ウェラー(Paul Weller, vo,g)
ミック・タルボット(Mick Talbot ,key, p, org)
通常、ここにドラマーとして
スティーヴ・ホワイト(Steve White ,ds, perc)
が加わります。
このアルバムにレコーディング・メンバーは
Billy Chapman – saxophone
Barbara Snow – trumpet
Randy Anderson – guitar
Tracey Thorn – vocals
Chris Bostock – double bass
Ben Watt – guitar
Dizzy Hites – rap
Hillary Seabrook – saxophone
Dee C. Lee – vocals
Bobby Valentino – violin
Pete Wilson – drum programming
です。
プロデュースはポール・ウェラーとピーター・ウィルソン(Peter Willson)です。
A1がミック・タルボットの曲ですが、それ以外はすべてポール・ウェラー単独とミック・タルボットとの共作です。
まず、一聴して驚いたのが、このアルバムは音楽のデパートでした。ロックはもとよりジャズ、シャンソン、ラテン、ファンク、ソウル、おまけにラップまであります。これには驚きました。ポール・ウェラーは何をやりたいのだ!。一見散漫な印象も与えますが、1曲1曲の完成度は素晴らしいものがあります。ポップセンス溢れる楽曲が目白押しです。
このアルバムは全英で2位を記録しました。
翌年にリリースした『Our Favourite Shop』は全英1位を記録しました。ここで彼らは絶頂期を迎えます。
1987年のサード・アルバム『The Cost of Loving』こそ全英2位となりますが、この後下降線をたどり、1989年にバンドは解散します。
ポール・ウェラーはこの後ソロ活動を始めます。ソロアルバムの6枚目まで追いかけましたが、その後は買っていません。
Style Council - The Whole Point Of No Return
The Paris Match - by Style Council - Paul Weller vocals
The Style Council - You're the Best Thing [original album version]
それでは今日はこの辺で。