今日の「この人の、この1枚」は引き続きスティーヴ・ミラー(Steve Miller)です。1968年のセカンド・アルバム『セイラー(Sailor)』です。
鳴り物入りでキャピトルと契約し、リリースされたファースト・アルバムが結果として芳しい成果を上げられませんでした。そこで陣営は前作の録音場所だったロンドンから地元カリフォルニアに移しました。そしてリリースされたのが『セイラー(Sailor)』です。
Side A
1.Song for Our Ancestors
2.Dear Mary
3.My Friend
4.Living in the U.S.A.
Side B
1.Quicksilver Girl
2.Lucky Man
3.Gangster of Love
4.You're So Fine
6.Dime-a-Dance Romance
メンバーは
スティーヴ・ミラー(Steve Miller ,g, voc, harmonica)
ボズ・スキャッグス(Boz Scaggs ,guitar, vo)
ロニー・ターナー(Lonnie Turner,b,vo)
ジム・ピーターマン(Jim Peterman , organ, ,vo)
ティム・デイヴィス(Tim Davis ,ds,,vo)
プロデュースは引き続きグリン・ジョンズ(Glyn Johns)です。
A3はティム・デイヴィスとボズ・スキャッグス。
B2はジム・ピーターマン。
B3はジョニー・ギター・ワトソン。ミラーの定番曲。
B4はジミー・リード。
B5とB6はボズ・スキャッグス。
その他はスティーヴ・ミラー。
ヴォーカルはA3がティム・デイヴィス。B2がジム・ピーターマン。B5、B6がボズ。その他はスティーヴ。
A4はスティーヴ・ミラーの代名詞的楽曲。
アルバムはビルボード24位を記録しました。これでスティーヴ・ミラー・バンドも面目躍如でした。これはシングル「リヴィング・イン・ザ・USA」が売れたことが大きかったのです。この曲はブルースとポップスの融合です。
全体としてサイケデリック・ブルース・ロック・アルバムと言ったところでしょうか。
しかし、この後ボス・スキャッグスとジム・ピーターマンがバンドを離れます。
翌年、サード・アルバムを発表します。それは次回に回します。
Living In The U.S.A.-Steve Miller Band-1968
それでは今日はこの辺で。