今日の「この人の、この1枚」はジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)の『Last Flight』です。
「CD時代の未発表音源シリーズ」、ジェファーソン・エアプレインの2回目です。この『Last Flight』は1972年の解散前にサンフランシスコのウィンターランドで9月22日のコンサートの模様を録音したものです。1973年にリリースされた彼らの2枚目のライヴ・アルバム『Thirty Seconds Over Winterland 』にその1部が収録されました。既にバンドを去っていたマーティ・バリンが1曲だけ参加しています。「ヴォランティアーズ」でリード・ヴォーカルを執っています。
CDの発売は2007年でした。
Disk 1
01.Introduction by Bill Graham
02.Somebody to Love
03.Twilight Double Leader
04.Wooden Ships
05.Milk Train
06.Blind John
07.Come Back Baby
08.The Son of Jesus
09.Long John Silver
10.When the Earth Moves Again
11.Papa John's Down Home Blues
12.Eat Starch Mom
Disk 2
1.John's Other
2.Trial by Fire
3.Law Man
4.Have You Seen the Saucers?
5.Aerie (Gang of Eagles)
6.Feel So Good
7.Crown of Creation
8.Walking the Tou Tou
9.Diana / Volunteers
メンバーは
グレイス・スリック(Grace Slick - vo)
ヨーマ・コウコネン(Jorma Kaukonen -g, vo)
ポール・カントナー(Paul Kantner - g, vo)
ジャック・キャシディ(Jack Casady - b)
ジョニー・バルバタ(John Barbata - ds)
パパ・ジョン・クリーチ(Papa John Creach - violin, vo)
デヴィッド・フライバーグ(David Freiberg - vo, tambourine, g)
マーティ・バリン(Marty Balin - vo)
ジェファーソン・エアプレインの未発表音源は似たような時期のものが多く、この時期のものは珍しいです。もうバンドもバラバラになっていた時期で、ヨーマとジャックとパパ・ジョンはホット・ツナとして完全に分かれます。そのホット・ツナでの定番曲「カム・バック・ベイビー」がカッコいい。
この後の解散後に、再びマーティ・バリンが戻ってジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship)が結成されます。飛行機から宇宙船への飛躍です。そのバンド名の通り、大ヒットを飛ばすことになります。
ジェファーソン・エアプレインの未発表音源については似たようなものが多いので、もう1回だけ書いて終わりにしようと思います。
Somebody to Love (Live at Winterland Arena, 1972)
Wooden Ships (Live at Winterland Arena, 1972)
Come Back, Baby (Live at Winterland Arena, 1972)
Blind John (Live at Winterland Arena, 1972)
それでは今日はこの辺で。