今日の「聴き比べ」はチューリップの『青春の影』です。
チューリップの中でも3本の指に入るくらいに好きな曲です。1974年のシングルです。チューリップが売れ出した頃は、世の中もだいぶ落ち着いた状態になって、フォーク・ソングの歌詞の内容も社会よりは個人の内面や若い男女の恋愛に向けられるようになってきました。チューリップの曲はそんな時代にピッタリマッチしていたのでしょう。
作詞:財津和夫
作曲:財津和夫
君の心へ続く永い一本道は
いつも僕を勇気づけた
とてもとてもけわしく細い道だったけど
今君を迎えにゆこう
自分の大きな夢を追うことが
今迄の僕の仕事だったけど
君を幸せにするそれこそが
これからの僕の生きるしるし
愛を知ったために涙がはこばれて
君のひとみをこぼれたとき
恋のよろこびは愛のきびしさへの
かけはしにすぎないと
ただ風の中にたたずんで
君はやがてみつけていった
ただ風に涙をあずけて
君は女になっていった
君の家へ続くあの道を
今足もとにたしかめて
今日からは君はただの女
今日から僕はただの男
テレビドラマ『ひとつ屋根の下』の挿入歌になりました。歌うは福山雅治です。前奏で「青い影」が流れます。
大友康平です。
それでは今日はこの辺で。