今日の「この人の、この1枚」はエルモア・ジェイムス(Elmore James)の『Blues After Hours』です。
と、いってもいわゆる1960年にエルモア・ジェイムスがクラウン・レコードからリリースした同名のオリジナルアルバムとは違って、これは日本で1977年に発売されたコンピレーション・アルバムです。ジャケットはオリジナルと同じです。この日本盤は『Rockin' With The Blues』シリーズとしてビクターから発売されました。このコンピレーションは1970年に『エルモア・ジェイムスの遺産』として発売されたものとほとんど同じ内容です。
エルモア・ジェイムスはロックファンならだれでも知っている、スライドギターの名手です。後にスライドギター弾くようになったブルースマンやロック・ギタリストの多くは多かれ少なかれこの人の影響を受けています。
エルモアは1918年、ミシシッピ州リッチモンド生まれです。母親はたった15歳でした。
19歳の頃にロバート・ジョンソンとサニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡに出会い、ジョンソンからボトルネック奏法を学びました。
1951年に最初のレコーディングをしています。それがトランペット・レコードへの「Dust My Bloom」でした。この曲がヒットしました。この曲はロバート・ジョンソンに教わったというのが定説になっています。
その後はメテオ、フレア、モダーン、チェッカー、チェスなどのレコード会社に録音しました。そして数多くブルース・スタンダードを残しました。
1963年に心臓発作により45歳の若さで亡くなりました。現在でもエルモアの曲は多くのミュージシャンにカバーされています。
Elmore James And The Broom Dusters – Blues After Hours
A1 I Believe
A2 Sinful Woman
A3 I Held My Baby Last Night
A4 Please Find My Baby
A5 Hand In Hand
A6 1839 Blues
A7 Where Can My Baby Be
B1 Wild About My Baby
B2 Long Tall Woman
B3 Canton Mississippi Breakdown
B4 Standing At The Crossroads
B5 Happy Home
B6 Blues Before Sunrise
B7 Dust My Blues
Elmore James I Believe METEOR 500
Elmore James - Please Find My Baby
Elmore James and the Broom Dusters Dust My Blues
それでは今日はこの辺で。