先日のキネ旬シアターは『梅切らぬバカ』でした。
梅切らぬバカ』でした。
監督:和島香太郎
製作:2021年 日本
自閉症の息子とその母親を描いたヒューマン・ドラマです。
タイトルの「梅切らぬバカ」とはことわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」からきています。意味は「樹木にはそれぞれ特徴や性格があり、それらに合わせて世話をしないとうまく育たない」という戒めから転じて「人間の教育においても自由に枝を伸ばしてあげることが必要な場合と手をかけて育ててあげることが必要な場合がある」(ウィキベテアより)だそうです。
占い師をしている山田珠子は自閉症の息子・忠男(チューさん)と暮らしています。
チューさんは50歳。珠子は自分が死んだ後のことを考え、チューさんをグループホームに入居させることを考え始めます。
そんな時、隣に新しい家族が引っ越してきます。父親と母親、それに小学生の息子の3人家族です。この家族との交流やグループホーム反対運動などを絡めて、母子の日常を描いています。ほのぼのとして気分にさせてもらいました。
加賀まりこさんは自由奔放を絵にかいたような女優さんです。『月曜日のユカ』の印象は強烈でした。コケティッシュな魅力満載でした。
あれから58年。今回は自閉症の息子を愛する優しいお母さんを演じています。78歳、変わらず魅力的です。さすがです。
塚ちゃんはすっかり役者になりました。
それでは今日はこの辺で。