先日のキネ旬シアターは『ヴォイス・オブ・ラブ』でした。
監督・脚本・主演:バレリー・ルメルシエ
製作:2020年 フランス・カナダ 2021年 日本公開
歌手セリーヌ・ディオンの半生を描いた音楽映画です。バレリー・ルメルシエが脚本から監督・主演まで一人でこなしました。あくまでもフィクションですとの断りがあります。
セリーヌは映画の中ではアリーヌになっています。
1960年、カナダの田舎で音楽一家の14人兄弟の末っ子として生まれました。幼いころから歌の才能があり、母親が有名プロデューサーにデモテープを送ったところ、12歳でレコードデビューを果たすことが出来ました。
その後も順調に活動し、その有名プロデューサー(倍の年齢差)と恋愛関係になり、母親に猛反対されるも結婚。その後は不妊治療や声帯の病気、夫の病気、そして死に苦しみます。しかしそれらを乗り越えてゆく彼女の姿を描きます。
セリーヌ・ディオンについてはほとんど知識がありませんでした。知っていたのは映画『タイタニック』の主題歌を歌ったということぐらいでした。従って、どこまでが事実でどこまでがフィクションなのかはわかりません。
セリーヌ・ディオンはグラミー賞5回、「世界の音楽史上最も売れたアーティスト」のひとりだそうです。売り上げ枚数は2億5千万枚以上です。
プロデューサーでマネージャーの夫との歳の差は26歳です。この夫がいなければここまで有名になったかどうかはわかりません。そのくらい献身的に尽くした夫でした。本名をルネ・アンジェリルといいカナダ勲章を受章したほどのひとでした。
映画でセリーヌの役をやったバレリー・ルメルシェは58歳です。5歳から47歳までを一人で演じました。さすがに12歳までの彼女には違和感がありました。いくらなんでもこれは無理でしょ。身長も徐々に高くなっていくのですが、カメラワークでカバーしたのでしょうか。
歌は多分吹替でしょうが、迫力ありました。ラストの曲は感動的でした。タイトルはわかりません。
それでは今日はこの辺で。