今日の「聴き比べ」は『レットキス(ジェンカ)』です。
この曲を知ったのは、小学生だったか、中学生だったか忘れましたが、体育の授業だったか、運動会の練習だったかで、フォークダンスの練習にこの曲が使われていたのです。歌っていたのは坂本九ちゃんです。
ところが、調べてみると、この曲は元々フィンランドの民謡で、この曲に合わせてフォークダンスを踊るための曲でした。ジェンカとはフィンランドのフォークダンスのことらしいです。男女ペアになって踊るフォークダンスもそうでしたが、キスという言葉に照れくささがあったような記憶があります。まだまだウブな時代でした。
そして、この曲を日本で最初にレコーディングしたのはミッチ―こと青山ミチです。
彼女はこのブログでも何度か「聴き比べ」に登場しています。1965年でした。この時の訳詞はなかにし礼でした。
翌1966年に坂本九ちゃんがレコーディングして大ヒットとなりました。この時の作詞は永六輔でした。タイトルも『レットキス(ジェンカ)』でした。一般には『ジェンカ』と呼ばれていたと記憶しています。
レットキス ジェンカ
作詞:ラウノ・レティネン
訳詞:永六輔
作曲:ラウノ・レティネン
レッツキッス 頬よせて
レッツキッス 目を閉じて
レッツキッス 小鳥のように
くちびるを 重ねよう
レッツキッス 照れないで
レッツキッス つつましく
レッツキッス はじめてふれる
君のくちびる
ララララ ラララ はじめてキスをする
ララララ ラララ 踊ろよこれがジェンカ
レッツキッス 若者よ
レッツキッス 恋人よ
レッツキッス 愛するしるしだ
くちづけに乾杯
まずは本場のフィンランドから。
踊り方を。懐かしい! この映像の歌は橋幸夫です。これまた歌詞が違います。
ミッチ―です。
坂本九ちゃんバージョンです。これが一番馴染み深いです。
それでは今日はこの辺で。