今日の「聴き比べ」は大滝詠一が作った『さらばシベリア鉄道』です。
この曲は元々は元はっぴいえんどの大滝詠一さんが自身のソロアルバム『A LONG VACATION』に収録するために作った曲でしたが、その前に太田裕美へ提供を思いつき、彼女によって先にレコーディングされた曲です。そこそこのヒットとなりました。
翌1981年に『A LONG VACATION』が発売され、さらにそこからシングルカットされました。素晴らしい曲です。
個人的には断然大滝先生です。
さらばシベリア鉄道
作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一
哀しみの裏側に 何があるの?
涙さえも氷りつく 白い氷原
誰でも心に冬を
隠してると言うけど
あなた以上冷ややかな 人はいない
君の手紙読み終えて 切手を見た
スタンプにはロシア語の
小さな文字
独りで決めた別れを
責める言葉捜して
不意に北の空を追う
伝えておくれ
十二月の旅人よ
いつ いつ いつまでも待っていると
この線路の向こうには 何があるの?
雪に迷うトナカイの 哀しい瞳
答えを出さない人に
連いてゆくのに疲れて
行き先さえ無い明日に
飛び乗ったの
ぼくは照れて
愛という言葉が言えず
君は近視 眼差しを 読みとれない
疑うことを覚えて
人は生きてゆくなら
不意に愛の意味を知る
伝えておくれ
十二月の旅人よ
いつ いつ いつまでも待っていると
大滝先生から。
太田裕美です。
アキラも歌っています。『熱き心に』の関係です。
あがた森魚さんです。
坂本冬美です。
大滝先生、もういません。
それでは今日はこの辺で。